11月1日(火) 雨のち曇

午前、雑誌 『L’OFFICIEL JAPAN』編集部の方々がご来店。書店特集の撮影。その後ランチに松屋のデパ地下でお鮨をいただく。お店を出ようとすると、「今日は鮨の日です」ということで、お土産に海苔を頂戴する。今週は石川直樹さんの写真集『DENALI』(SLANT)の販売会。夕方、店舗斜向かいの岩瀬ビルを一応内見。4階建て一棟貸しで45万円。


11月2日(水) 晴のち雨

午前10時30分、千代田線で乃木坂へ。『L’OFFICIEL JAPAN』の書店特集の続きで、Books and Modernの若井浩子さんと書店の今後について対談。午後、店舗にて雑誌『天然生活』の取材を受ける。後藤由紀子さんが小店を紹介してくださる企画。営業後、店舗を出て駅に向かって歩くと、急に冷たい雨が降り出す。傘を取りに引き返す。


11月3日(木) 晴

お昼。娘の小学校の行事を済ませてから吉祥寺へ。OUTBOUNDで小林和人さんに挨拶し、近くのSHIPSで週末にある結婚式用のネクタイを求める。その後、Dans Dix ansにてドライフルーツとナッツの入ったパンを求める。夕方から銀座の店舗へ。東大の学生から「未来の買い物」についてインタビューを受ける。


11月4日(金) 晴

午前、アパレルブランドのエストネーションの取材を受ける。お昼、資生堂の豊田さんが「そばにいる工芸」展のカタログを持ってきてくださる。昭和通り沿いの竹田ビルの解体現場をしばし傍観。新しいマンションが建つという。耐震補強等のメンチナンスをして、家賃を高額に設定しても借りる人はいると思うが、相続税とかいろいろ問題があるのだろう、と思うほかない。夕方、ANAの会員向け雑誌「アナログ」の撮影を店内で行う。


11月5日(土) 晴

代官山の教会でフォトグラファーの白石和弘さんとフードスタイリストの城素子さんの結婚式。気持ちのいい天気のなか教会の中庭で歓談。帰り際、森岡梨さんと6年ぶりに会話する機会に恵まれ、その流れから年末にイベントを一緒に行うことになった。


11月6日(日) 晴

営業後、SLANTの日村征二さん、デザイナーの田中貴志さんと搬出のあとに食事。誤解を恐れず言うと、登山写真家である石川直樹さんの写真集を来年も出版できるとは限らない。その覚悟を、版元の人間もお客さんも共有しているのではないだろうか。


11月7日(月) 晴

午前、中野区役所で戸籍謄本をもらい、その足で有楽町のパスポートセンターへ。証明写真を撮ってパスポートの更新申請を行う。その後、銀座2丁目の中小企業会館の講堂を内見。クラシカルな雰囲気で何かのイベントに使えそう。夕方から三原佳子さんの『シンブルきもの』の搬入と飾り付けを行う。


11月8日(火) 曇のち雨

三原佳子さん『シンブルきもの』の初日。今年一番の寒さにもかかわらず、札幌からご来店のお客様は「東京はあったかい」と。本に掲載している着物を試着してほしいので、鈴木ビル地下の田中さんの事務所を急遽借りることに。


11月9日(水) 晴

木枯らしが吹く。12時から店内にて渡邉康太郎さんとの対談。デザイン情報サイト[JDN]の企画として1時間30分ほど。渡邉さんの「僕自身が考えるデザインの定義は、“まだ言語化されていない価値”を言語化して世界に届けること。それには必ずしも、形や色がある必要はないと思っています」というコメントが心に残る。午後、45Rにてマフラーを求める。夕方、東京都写真美術館にて杉本博司さんの「ロスト・ヒューマン展」を見るため日比谷線に乗って恵比寿へ。先月に続いて2回目。動画を最後までしっかり見る。


11月10日(木) 晴

資生堂ギャラリーにて福原信三が蒐集した香水瓶の展示を見て、資生堂パーラーにてサンドウィッチをいただく。三原小路を抜けて東銀座へ。夕方に三原佳子さんご来店。三原さんはご結婚されたということで、おめでたいかぎりです。


11月11日(金) 雨のち曇

11時、スマイルズの森住さん、釜屋くんと中小企業会館の講堂を内見したのち、近所のドトールで打ち合わせ。珈琲でからだをあたため、どんなイベントが開催できるかを検討する。釜屋くんは来春から森岡書店に出向の予定。午後に三原佳子さんご来店。


11月12日(土) 晴

午前、長女の劇発表会のため小学校へ。お昼。銀座の店舗に向かっていると、野の花「司」の前で、うつわノートの武さんと遭遇。2階にあがって一緒に抹茶をいただく。営業終了間際に、居合わせたお客さんと近所のバーso whatにてジントニックをいただく。その後、お客さんと別れ、麻布十番の山忠へ。丸山正さんの展示会に際しての飲み会に参加。駆け付け三杯とはならず、到着するなり頭を垂れて寝てしまう。


11月13日(日) 曇

三原佳子さん『シンブルきもの』の最終日。午後、丸山正さんご来店。南米ペルーからのお客様がご来店。


11月14日(月) 曇のち雨

午後、銀座のエルメスにて「リビングルームII ミシェル・ブラジー展」を見る。数寄屋橋の交差点のところで山形ビエンナーレでお世話になった寒河江の長念寺の奥平さんと遭遇する。店舗近くにあるcafe 634にて「野菜のプレート」をいただく。このお店には書棚があって、ライフスタイル系の雑誌が並んでいる。今日手に取ったのは、「カーサ ブルータス」2012年のバックナンバー。片山正通さんのインタビューが興味深い。「お笑いをよく見る。会話のスピードや間の取り方 をはじめ、どうやって笑いをとっていくかは、プレゼンの現場やあらゆるコミュニケーションに通じる」という内容の誌面。自分もこの観点からお笑いをみてみようと思う。
夕方、神戸からAtelier elの岡本さんがご来店。岡本さんの展示会はもう今年で6年目。搬入のあと久しぶりに茅場町の長寿庵でせいろをいただく。


11月15日(火) 晴

午後、料理研究家の星谷菜々さんご来店。私がよほど疲れていたのだろう、「目が死んでいる」と指摘してくださる。営業後、新橋の一鶏にて会食。生活工芸の美術館構想を相談しながらやきとりをいただく。


11月16日(水) 晴

夜、神保町の51% Tokyoでの打ち合わせに遅刻しそうになり、昭和通り沿いのクロネコヤマト本社前でタクシーに乗車。打ち合わせ後、同じく神保町にあるデザイン事務所サカキラボに移動。そこで開催されている爆音イベントに合流し、お好み焼きをいただく。


11月17日(木) 晴

11時30分の約束に遅刻気味だったので銀座駅から小走り。途中でatelier Aの赤荻さんと遭遇。一緒に店舗まで走っていただく。夕方、新富町のハンバーガーショップにて三原佳子さんと先週の売上の精算。営業後、資生堂の成田久さんご来店。来年に行う企画の相談をし、Atelier elの岡本さんも一緒に夕食に行く。そのあと大手町の将門塚へ行き参拝をする。


11月18日(金) 晴

午後、株式会社コンセントの吉田さんと打ち合わせ。銀座三越にて三原佳子さんの展示を見る。夜。神保町のテラススクエアにて宮濱祐美子さんの写真展のトークイベントに参加。


11月19日(土) 雨のち曇

茅場町で開催されている「ART PHOTO TOKYO -edition zero-」へ。叢のサボテンも展示されていて在廊中の小田さんにご挨拶。猿田彦珈琲を飲みながら、来年神保町に完成する51% Tokyoが手がけるシェアオフィスに叢のサボテンを飾りたい旨の相談。その後、代官山蔦屋書店に移動。三浦哲生さんと打ち合わせを行うつもりだったが、1時間ほど待って、予定が明晩だったことが判明。スターバックスコーヒーのカフェラテを飲んで帰宅。


11月20日(日) 晴

昭和通り沿いにある流石 琳にて「たまごとじうどん」をいただく。出てくるまでのあいだ、店内にある魯山人『魯山人の料理王国』を手に取る。偶然開いたページに書いてあったのが以下の内容。「銀座の久兵衛は、何よりまず店主の久兵衛さんがすばらしく、もし鮨屋でなく、役所に勤めていても局長や事務次官になっている人物だろう」。久兵衛さんの何がすばらしかったのだろうと気になったが、「たまごとじうどん」が運ばれてきたので、この続きはまた次回。時間もない。店舗終了後に本日も代官山蔦屋書店へ。三浦哲生さんと打ち合わせ。


11月21日(月) 曇のち雨

午後、雑誌「ポパイ」編集部の方々がご来店。椅子の取材をしていただく。夕方、小林且典さんご来店。明日から始まる『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』展の搬入。セブンイレブンの前で腰がいたいと言っている女性がいたので、ニューバランスの靴をすすめる。夜、銀座のキンコーズで請求書を出力しポストに投函。銀行で今月の支払いを行う。


11月22日(火) 晴

朝地震。やや大きい。小林且典さんの『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』展は、ブロンズや木彫、水彩画、写真の作品が並ぶ展覧会。昨夜の飾り付けで、小林さんは、作品を丁寧に静かに凛と佇むように気配してくださった……。今朝の地震で作品が落ちているだろう……と思いながら店舗に向かうと、一つも落ちていない。小林さんが作品の底に磁石を埋め込んでくださっていた。美しい線の稜線に癒される。安心しました。


11月23日(水) 曇

朝起きると長女が「もりおかよしゆき むかし」というワードでネット検索していて驚く。17時30分、銀座5丁目の日々にて沢田英男さんの木彫の展示を見る。帝国ホテルにて某氏と会談。その後店舗に戻り後藤由紀子さんと打ち合わせ。納品の部数が少なかったこともあるが、『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』がはやくも完売してしまう。


11月24日(木) 雪

朝起きると雪。14時、江戸川乱歩のお孫さんを訪ねて、池袋へ。連載をしている「芸術新潮」の記事の取材。担当編集者の伊熊泰子さんと駅構内で合流。雪はどんどん降ってくる。江戸川乱歩が保管していた家族アルバムを拝見し、乱歩自身が撮影した写真を数点確認する。その後、電車に乗って上野へ。なぜか途中で、日暮里駅で降りてしまう。東京芸術大学の陳列館にて「Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo」展を見る。江本典隆さんと合流し、東京文化会館の上野精養軒にてカレーライスをいただく。江本さんと一緒に銀座線に乗って店舗に戻る。11月に東京で雪が降ったのは54年ぶりのようだ。


11月25日(金) 晴

午前、フランスの大手流通会社の方々が視察のためにご来店。渡邉康太郎さんが通訳をしてくださる。鈴木ビルの歴史や著者との談話などの体験を一冊の本と一緒に買ってもらうというイメージに共感してくださったようだ。お昼、店舗斜向かいの岩瀬ビルを再度内見する。午後、小林且典さんご来店。夕方、有楽町の交通会館にてパスポートを入手。


11月26日(土) 曇

午後、スマイルズの遠山さんがご来店。岩瀬ビルの外観を確認したあと、鮨石島に行き石島さんをご紹介する。夜、神保町の51% Tokyoにて開催されてるBar 平宮に足を運び、その流れで近所の居酒屋へ。居酒屋に向かう途中、旧わかしお銀行ビルに空きテナント募集の告知が出ていないか確認。深夜、遠山さんのインスタグラムを見たら、あの後、銀座4丁目の双葉鮨でお鮨を食べていた。


11月27日(日) 曇のち雨

上條桂子さんの結婚パーティーに参列するため浅草のライオンビルへ。久しぶりに平野太呂さんや平井理央さんにもお会いできた。会の後に神谷バーにて伝統の電気ブランをいただく。店舗に戻って小林且典さんの展示の搬出を行う。


11月28日(月) 晴

14時、平松麻さんの絵画作品の搬入と飾り付けを行う。今回は一冊の本ではなく、一枚のCDを販売する。麻さんの絵からヴァイオリン奏者の新村隆慶さんが音を紡いでくださり、それを猿山修さんがCDにしてくださった。2時間かけて4点の絵画作品の位置を決める。夕方、平松洋子さんご来店。帰路の途中、「アンド プレミアム」編集部の方々と路上で遭遇し、その流れで夕飯をご一緒させていただく。


11月29日(火) 晴

11時20分。某誌編集者と一緒に東銀座の鮨 石島へ行く。到着するとすでに長蛇の列。並ぶことおよそ30分。その間に資生堂ギャラリー「そばにいる工芸」展のカタログを見ながら、某誌にて工芸特集が可能かどうかの相談をする。


11月30日(水) 晴

午後、店内が寒いので、平松麻さんとセブンイレブンに行き、コーヒーを求める。九段下の東京法務局にて全部履歴事項証明書を発行してもらう。神保町まで歩き、ミロンガ・ヌオーバでカフェオレをいただく。夜、近所のビストロ・シンバにて会食。生活工芸の美術館ができないものか話題になる。


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森岡督行 yoshiyuki morioka

「森岡書店」主人。1974年山形県生れ。著書に『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『写真集 誰かに贈りたくなる108冊』(平凡社)、『荒野の古本屋』(晶文社)、『東京旧市街地を歩く』(エクスナレッジ)など。「青花の会」編集委員。
facebook:yoshiyuki.morioka.7


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