1月1日(日) 晴

NHKの「ゆく美くる美」を見ながらこたつに入って、えびせんをいただく。その後原田マハさんの『リーチ先生』の書評の続きを書く。テレビで放送されていた『ゴッドファーザー』を見はじめたら、おもしろくてやめられなくなり、気がつくと朝になっていた。夕方、とくに何もしないで過ごす。こたつに入ってゴロゴロした後、武田花さんの『猫のお化けは怖くない』を読む。


1月2日(月) 晴

11時53分の新幹線で東京に戻る。長女が駅弁を食べたいというので牛肉弁当「どまんなか」を車内で求める。帰宅後、お隣さんである妻の実家でお節料理をいただく。伝来の漆器にお雑煮が映える。夜『リーチ先生』の書評を書く。締切より1週間も早く完成し安心する。


1月3日(火) 晴

午前、自宅のこたつで箱根駅伝を見る。お昼過ぎに家族で浅草寺まで初詣に行く。神谷バーでカニクリームコロッケなどをランチにいただこうと考えていたが長蛇の列で諦める。浅草寺に程近い讃岐うどんのお店で肉うどんをいただく。その後、花やしきに入場。射的をやってみたかったがここもけっこうな行列で諦める。娘は「ぴょんぴょん」と「カーニバル」というアトラクションに乗る。銀座線と丸の内線を乗り継いで帰宅。夜、武田花さんの『猫のお化けは怖くない』の続きを読む。


1月4日(水) 晴

午前、娘が『スターウォーズ』を見たいということで検索すると、日本語吹替え版は豊洲のららぽーとで上映していることが判明。丸の内線と有楽町線を乗り継いで豊洲へ出かける。豊洲はいま市場の移転問題で揺れている。


1月5日(木) 晴

午後、新宿の紀伊國屋で書棚を眺めたあと、伊勢丹のサンタ・マリア・ノヴェッラでキャンドルを購入。その後、丸の内線に乗って銀座で下車。有楽町の喫茶店ストーンで珈琲とトーストをいただく。お会計のときにマッチをもらう。歩いて店舗へ。手前の路上で鈴木ビルに事務所を構える田中さん会い、新年の挨拶をする。ポストに入っていた年賀状を確認。夜、中野のプールで泳ぐ。


1月6日(金) 晴

午後、五反田駅前の喫茶店トゥジュール デビュテにて前田司郎さんにインタビュー取材を行う。銀座のcafe 634で遅めのランチをいただく。鈴木ビルの鈴木さんからお年賀のタオルをいただく。森住さん来店。新年の挨拶をして、12月の経費の書類を渡す。夕方から後藤由紀子さんの搬入。編集の北川さんが手伝ってくださる。


1月7日(土) 晴

後藤由紀子さんが午後からご来店。息子さんが明日成人式を迎えるというが、とてもそんなお年に見えず驚く。営業終了後に近所のオセアニア産専門のワインバーにて後藤さん、平井かずみさん、小林和人さんと新年会。その後、場所を新宿ゴールデン街のThe OPEN BOOKに移る。小林和人さんと丸の内線の終電で帰宅する。


1月8日(日) 晴

午後、銀座のキンコーズで請求書の出力。教文館にて『池波正太郎の銀座日記』(新潮文庫)を求めて拾い読みをする。夜、松屋裏のスターバックスコーヒーにて武田花さんの『猫のお化けは怖くない』の書評を書く。今晩も寒い。


1月9日(月) 雨

朝、犬の散歩に出かける。夕方から新宿御苑脇の某邸宅にて大竹昭子さん主催のカタリココ新年会に参加。料理を一品持ち寄るということで、新宿伊勢丹の食品街にてポテトサラダを5種類求める。四谷三丁目付近の路上で木部与巴仁さんと遭遇し新年の挨拶をする。今年のカタリココの内容を相談しながら大竹さんの手料理をいただく。


1月10日(火) 晴

銀座のキンコーズで請求書の出力。隣の三菱東京UFJ銀行で支払い。銀座8丁目の洋菓子ウエストに歩いて向かう。武田花さんの原稿の続きを書こうと思ったが店内が混んできたので移動。店舗近所の喫茶店に入ると小黒かずみさんに遭遇し新年の挨拶をする。夜、お客さんの似顔絵を描いたところ、すごく喜んでくださり、こちらも嬉しくなる。


1月11日(水) 晴

神保町のスヰートポーズで餃子ライスを注文。『東京新聞』の小出楢重についての記事を読みながら出てくるのを待つ。そのあと一誠堂書店を訪ねて久しぶりに書棚を眺める。11年前に扱っていた本とほとんど変わっていないところが凄い。51%TOKYOにて同社の三浦哲生さんとフリーの編集者の加藤孝司さんと打ち合わせ。その後、加藤さんと神保町を撮影。ラドリオで雑談をしながら珈琲をいただく。九段下駅まで歩いて東西線に乗車。


1月12日(木) 晴

夕方、釜屋くんと4月からの新しい事業など仕事のあり方を相談していると、今晩、いまつきあっている彼女にプロポーズをするという。カレンダーを検索すると今日は友引。一緒に花を買いにいく。夜、プロポーズが成功したというメールが届く。釜屋くんおめでとう。結婚パワーで森岡書店も頼みます。


1月13日(金) 晴

昼、鮨石島にてお鮨をいただく。午後、武田花さんご来店。昨晩『猫のお化けは怖くない』の書評の原稿を書いたばかりなので驚く。セブンイレブンの珈琲を飲みながら雑談。雑誌『kotoba』で佐藤初女さんに関する記事を読む。


1月14日(土) 晴

午後、後藤さん、春日一枝さん、山村光春さんご来店。今日はとくに寒い。雪も舞う。上海からご来店の観光客に似顔絵を描く。「銀座百点」編集部から原稿依頼の手紙をいただく。


1月15日(日) 晴

朝、いつもより犬の散歩を長めにし馬橋稲荷神社まで足を延ばす。新宿駅西口のタカノフルーツパーラーにてサンドウィッチをいただく。午後、後藤さんご来店。編集の北川さんもご来店くださり一緒に搬出を行う。


1月16日(月) 晴

午前、娘の小学校の保護者研修会に参加。銀座の東急プラザのSoup Stock Tokyoにてランチをいただく。午後、舘野鴻さんがご来店し『つちはんみょう』の搬入と飾りつけを行う。釜屋くんとsowhatにて7月以降の展示会のスケジュール調整。夜、舘野さんのもう一冊の絵本『しでむし』を読んで胸を打たれる。


1月17日(火) 晴

午前、表参道の坂田阿希子さん宅へ。『暮らしの手帳』の次号の特集でポテトサラダ対談にお声がけをいただいた。高橋みどりさん、坂田阿希子さん、秋山道夫さんとポテトサラダを語ること2時間。坂田さんが作ってくださったポテトサラダを4種類食べ比べする。当然ながらどれもうまい。銀座線で店舗に戻り15時から川内倫子さんと7月に予定している写真集の販売会の打ち合わせ。夜、舘野鴻さんのトークイベントを店内で行う。


1月18日(水) 晴

午前10時。銀座のメゾンエルメスにて企画の打ち合わせを行う。午後神楽坂のla kaguへ。『工芸青花』のトークイベントに参加。会場は満席。安藤雅信さんと山本忠臣さん、小林和人さんと山内彩子さんが登壇。トークのテーマ「生活工芸から作用へ」は、桃居の広瀬さんが唱える工芸のトレンドが30年区切りで変化していくという説を受けてのことだろう。生活工芸の次に来るものが何か、たしかに気になるテーマである。おそらくこのトークイベントから、様々な意見が交わされていくのだろう。個人的には柳宗悦が著作のなかで折にふれて書いた思想の側面が気になっている。昨年「そばにいる工芸」でお世話になった資生堂の豊田佳子さんと会場で遭遇する。トークイベントは15時〜18時まで。その後、神楽坂の居酒屋にて今年の松本六九クラフトストリートの打ち合わせを行う。神楽坂界隈で2次会、3次会。名古屋から来ていた金森正起さんが乗る新幹線がとっくになくなり、泊まるホテルもなく、朝までカラオケをしようと誘ってくださったが、丁重にお断りをする。金森さんすみませんでした。トークイベントに来場してくださったお客さんの一人がこの日記を読んでくださっていて、「最近は甘栗を食べていないですね」と指摘してくださる。はい、そうなのです。1年ほど前だろうか、キオスクでの甘栗の取り扱いが極端に少なくなり、通勤の往来で購入する機会が激減しました。


1月19日(木) 晴

お昼、店舗にてMXテレビの番組の打ち合わせを行う。午後、舘野鴻さんご来店。煙草を吸いに近所の公園に出た舘野さんが、野生の山菜の「のびる」を発見して持ってきてくださる。私はねぎが苦手なので食べなかったが、舘野さんはおいしそうにかじっていた。夜、松屋裏手のスターバックスコーヒーにて「銀座百点」の原稿を書く。


1月20日(金) 晴ときどき雪

午前「pen」編集部の山田さんと銀座特集の打ち合わせ。その後近所の石島にてお鮨をいただく。午後加藤孝司さんご来店。ウェブマガジン用のインタビューをしていただく。かまわぬの高橋さんご来店。お土産にどらやきをいただく。NHKワールドのロケハン。その後、編集者の吉田知哉さんと明日のトークイベント打ち合わせを行うが、途中で寝てしまう。そして、わずかな間だったが夢を見る。程なくして目を覚まし、吉田さんに夢の内容を語りはじめる。「徳島の物件への搬入で、クレーンが至急必要になって手配しなければならない。吉田さん、困りましたね。どうしますか」。吉田さんは呆然としている。夜、台湾からのお客さんに似顔絵を描く。釜屋くんご来店。再度、勤務形態や賃金の相談をする 。


1月21日(土) 晴

午前10時、東京駅の銀の鈴で吉田さんと森住さんと待ち合わせて京都へ。新幹線のなかで新規事業の可能性の相談。東京駅で求めた梅とじゃこのおにぎりをいただく。京都駅で清川あさみ展を見る。森住さんとはそこで別れて私と吉田さんは、Montag Booksellersへ。到着するなりソファに座って仮眠をとる。何か夢を見た場合は、記録したり誰かに語り掛けたりせず、そのまま寝続けようと思う。しばらくすると一緒にトークイベントを行う小野友資さんが到着し、ご挨拶。トーク終了後、大東赳彦さんと合流し三条通り商店街の碓屋にて鰻をいただく。食後、大東さんが経営する烏丸御池のバーBEFORE9でビールをいただく。


1月22日(日) 晴

朝、フランソワ喫茶室にてトーストとコーヒーをいただく。そこから祇園のBooks & Thingsまで歩き写真集を見せていただく。近所のPASS THE BATONにて休憩。京都駅までタクシーで向かっていると京都駅付近の路上で、突如、一台の車が横転しいてる光景に出くわす。タクシーの運転手と一緒に驚く。16時頃に東京に戻る。


1月23日(月) 晴

午前、エルメスに企画書を送信する。14時30分、渋谷区東の『PAPERSKY』編集部にルーカスさんを訪ね企画の打ち合わせを行う。16時30分、森山大道さんご来店。5月に予定している企画の打ち合わせを行う。18時50分、吉祥寺のOUTBOUNDにて三浦哲生さんと合流。東急今井浜ホテルに納める工芸作品を求める。その後、小林和人さん、三浦さんと一緒に焼き鳥とビールをいただく。


1月24日(火) 晴

午前、森住さん来店、経費関係の書類をいただく。NHKワールドの取材を渡邉康太郎さんと舘野鴻さんと一緒に受ける。舘野さんによる『つちはんみょう』のライブ読み聞かせが定番化し今日は6回も行っていただく。舘野さんありがとうございます。


1月25日(水) 晴

MXテレビの取材を受ける。八丁堀の三菱東京で支払い作業。今日も舘野鴻さんの読み聞かせが冴えわたっている。絵本の世界観と素晴らさが確実に伝わっている。舘野さんは演歌もうたえることが判明。夜、流石琳にて会食。今晩も寒い。


1月26日(木) 晴

午後、MXテレビの撮影。今日も舘野さんの朗読会が自然発生的にはじまる。帰り際、思い立って、丸の内線の新宿三丁目で下車し珈琲貴族エジンバラにて「銀座百点」の原稿を書く。新宿で銀座についての原稿を書くというのはどういう気分かと思ったが、とくに変わったことはないように感じられた。


1月27日(金) 晴

午前、某誌編集部の方々に佐賀県の工芸についての誌面企画を提案する。その後、鮨石島の新富町支店にてランチをいただく。昨年選書の仕事をいただいた小杉佐太郎さんご来店。小杉さんが展開するACROSS THE VINTAGEのライダースジャケットのダブルを求める。夜、誠文堂新光社の至田玲子さんご来店。牧野伊佐夫さんの作品集の展示会について相談をする。今日も寒い。


1月28日(土) 晴

夜、舘野さん作画会を行う。舘野さんが実際に絵を描く様子を取り囲んで見守るという企画。「はんみょう」を描いてもらうことが決まってからおよそ2時間。途中休憩を入れたものの舘野さんはまったく集中力を切らさずに一匹の昆虫を描きあげた。それもごく普通の1本の筆と、ごく少量の水彩絵具だけで。必要最小限の道具しか使わないのは師匠である熊田千佳慕さんの教えでもあるという。普通のもので最高のものを描く。見ているこちらも舘野さんの一挙手一投足に注目し続ける。完成した「はんみょう」の素晴らしさに息を飲む。


1月29日(日) 晴

お昼、有楽町の無印良品にてバーナード・リーチが戦前に撮影した民芸の産地の映像を見る。その後、東急プラザのSoup Stock Tokyoにてボルシチをいただく。午後FIFYさんご来店。中国のWeChat上での展開について打ち合わせ。舘野さんが所有している熊田千佳慕関係資料を拝見する。


1月30日(月) 晴

朝、犬の散歩。11時、今月の経費の計算を行う。16時頃に店舗に到着。書類をまとめてキンコーズに向かい請求書の出力。夜、明日ヒアリングを受ける、日本橋の高速道路について考える。現状の高速道路は撤去したほうがいいとは思うが、簡単には進まないだろう。そうすると、その間、高速道路が川をふさいでいるように感じてしまうのは残念。むしろ、その精神的な状況をどうにかしたい。例えば、高速道路を民芸と考えることはできないだろうか。一応、職人の手作りの部分もある。民衆の生活に根ざしたものでもある。カーブの部分に用の美を感じられなくもない。ちょっと弱いか。ならば構造をそのまま残して、道路の上に保育園を建設してみてはどうだろうか。これなら喜ぶ人は多い。社会問題の解決にもつながる。


1月31日(火) 晴

14時20分、加藤孝司さんにご来店いただき、ポートレイトを撮影してもらう。15時、日本橋三越の坂橋さんがご来店し日本橋の上にかかる高速道路について意見を述べさせていただく。16時10分、岸圭子さんご来店、佐藤初女さんを写した写真の搬入と飾り付けを行う。編集の武田和子さんとライターの石丸久美子さんも手伝ってくださる。


前の日記へ

森岡督行 yoshiyuki morioka

「森岡書店」主人。1974年山形県生れ。著書に『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『写真集 誰かに贈りたくなる108冊』(平凡社)、『荒野の古本屋』(晶文社)、『東京旧市街地を歩く』(エクスナレッジ)など。「青花の会」編集委員。
facebook:yoshiyuki.morioka.7


過去の日記

2013.04.01–2014.03.31

2014.04.01–28

2014.05.01–31

2014.06.01–30

2014.07.02–30

2014.08.02–31

2014.09.02–30

2014.10.04–31

2014.11.02–27

2014.12.01–29

2015.01.01–31

2015.02.02–27

2015.03.01–31

2015.04.01–30

2015.05.01–31

2016.11.01–30

2016.12.01–31

2017.01.01–31

トップへ戻る ▲