20180227

沖縄からあと、発送、展示、出張、撮影、発送でした。みなさん、おつかれさまでした。写真はこの土日に撮影していたmuseum as it is。今日は大塚美術の大塚さんと今年の骨董祭(6月8-10日)の打合せでした。夜は3月におこなう金沢百枝さんのツアー「南イタリア・ロマネスクの旅」の打合せ。
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明日27日夜は河島思朗さんの講座「ギリシア・ローマ神話/カドモスの物語」です(神楽坂一水寮)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=212
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木曜(1日)夜は高木崇雄さんの講座「工芸入門/万博と民芸」です(同)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=217
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金曜(2日)夜は金沢百枝さんの講座「キリスト教美術をたのしむ/聖母マリア-聖人崇拝」です(自由学園明日館)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=218





20180222

「サンプラー:少女の刺繍布」展、今日からはじまりました(於神楽坂一水寮/3月11日まで/木金土日13-19時)。
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『工芸青花』9号刊行記念として、「サンプラー:少女の刺繡布」展を開催します。サンプラーとはおもに17世紀から19世紀に欧州各国でつくられた刺繡布で、少女が練習用に縫ったものです。文様はアルファベットや花鳥などさまざまですが、今回紹介するのはオランダに多いダーニング・サンプラー。衣服の穴を繕うための刺繡で、(結果的な)幾何学文様と(褪せた)色糸があいまって、ひかえめな美が好ましいものです。30枚ほど展示販売します。
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オランダのほか、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカのものも。監修者の金沢百枝さんが今朝FBに書かれていた、〈女性に関する記録が少ない時代、生きた痕跡が残るのは、サンプラーだけという少女もいたに違いありません〉という一文に、はっとしました。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180201.html





20180219

『工芸青花』の新刊(9号)できあがりました。会員のみなさんには今日、ゆうメールで発送しました。ウェブサイトでの販売もはじめました。以下、目次です。よろしくお願いします。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=220
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1|川瀬敏郎の花……奇なるものについて/井上治
2|村上隆と坂田和實……民藝とヒップホップの間に/井出幸亮
3|少女の刺繡布……オランダのサンプラー/金沢百枝
4|物と私 坂田敏子さんのスタジオ
5|ウィンザーチェア……レストアラーの視点/室田宏一+日本人が愛した英国の椅子/月森俊文
6|西洋工芸の道 村田コレクション……村田新蔵の思索と蒐集/瀬尾典昭+生活と工芸/三谷龍二
7|ロベール・クートラスをめぐる断章群3……青灰色の谷へ/堀江敏幸
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A4判/麻布張り上製本/見返し和紙(楮紙)/カラー168頁/古布(日本の蚊帳地)を貼付したページあり/限定1200部/12,000円+税







20180214

森岡督行さんのブログ「森岡書店日記」更新しました。今回は昨年12月の日記。〈店舗に行く前に松屋裏のスターバックスコーヒーにて『「生活工芸」の時代』をあらためて読む。1月28日に、「生活工芸の作家たち1 『ふつう』」展にあわせて行われる、編集者の井出幸亮さんとの対談をし、そこで改めて生活工芸美術館(仮)を提唱したいと思う。……いまや「生活工芸」の展覧会は海を越えて世界各地で開催され、また受け入れられている。それは欧米に追いつき追い越せではなく、むしろ素直に求められているという現状がある〉。写真も森岡さん撮影、インドからの帰路、富士山。
http://kogei-seika.jp/blog/morioka/028.html





20180214

琉球張子(にかぎらずジャンルをたくましく横断する)作家・豊永盛人さんと、工芸史家・高木崇雄さんの対談、明日15日(木)19時からです(於RENEMIA/那覇市牧志)。まだすこし席がありますので、お近くの方など、よろしければぜひ。写真は参加者への「おまけ」(豊永さん新作)です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=213





20180209

工芸史家・高木崇雄さんのブログ「工芸入門」更新しました。今回は雑巾を壁にかざることの是非/意味について。〈それがいくら美しくても、あくまで雑巾なのだから、その雑巾でもっと掃除をした方がいいんじゃないかと……〉。最後の段落が要です。
http://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/013.html
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高木さんと琉球張子の作家・豊永盛人さんの対談を、来週15日(木)夜に那覇市牧志のRENEMIAでおこないます。旧知のふたり、つっこんだ話を期待しています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=213
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3月1日(木)夜は東京神楽坂で高木さんの講座があります。テーマは「万博と民芸」。私もいろいろ質問します。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=217









20180208

「生活工芸の作家たち1:ふつう」展」、今日から再開しました(神楽坂一水寮。11日まで。13−19時)。安藤作品を追加し、辻さん、三谷さんの器もすこしですが販売しています。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html





20180207

あらたな催事のお知らせです。
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■講座|工芸と私18|高木崇雄+豊永盛人|作ること、考えること
□2月15日(木)19時@RENEMIA(那覇)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=213
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■講座|高木崇雄|工芸入門2|万博と民芸
□3月1日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=217
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ34|聖人崇拝1|入門編
□3月2日(金)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=218
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話32|カドモスの子孫とテーバイの物語
□3月30日(金)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=219
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金沢百枝さんが案内する南イタリア・ロマネスクの旅、参加者募集中です(以下は昨年の旅の参加者アンケートより)。写真はフリードリヒ2世の城カステル・デル・モンテ(1240年頃)です。
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□金沢先生の解説をうかがいながらの教会、美術館見学という企画がとにかく素晴しいと思います。なかなか訪問の難しい地域が多いので、参加する側としてはありがたいことでした □昔から憧れていたロマネスクを訪ねることができて、夢のようでした。しかも先生の解説付……。こんなツアー、他にないです。最高でした □ツアー旅行は初めてでしたから、何から何まで面倒を見ていただき、楽しく安心な旅ができたことに驚き、感激しました
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■旅行|美術史家・金沢百枝さんとゆく南イタリア・ロマネスクの旅
□3月13−19日
http://www.kogei-seika.jp/news/tour2018
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「生活工芸の作家たち1:ふつう」展、明日から再開します。多くの方にいらしていただき、作品もすくなくなりましたが、安藤雅信さんの作品追加しています。
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■展覧会|生活工芸の作家たち1:ふつう
□2月8−11日@工芸青花(神楽坂)
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
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以下も引続き、よろしくお願いいたします。
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■展覧会|サンプラー:少女の刺繡布
□2月22−25日+3月1−4日+8−11日@工芸青花(神楽坂)
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180201.html
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■講座|工芸と私17|金沢百枝|西洋の刺繡の歴史とサンプラー
□2月22日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=211
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話31|カドモスの物語
□2月27日(火)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=212





20180206

川越で打合せのあと所沢でローマ在住の彫刻家加藤朝美さんと会う。本をつくっています。写真は喫茶店ペルレイにかざられている加藤さんの作品。





20180204

100年ほどまえのカットグラス(右/A)と辻和美さんの新作 duralex picardie reproduction(C)。AとCのあいだに量産品のデュラレックス・ピカルディ(20世紀半ば/B)をおいて、B(公的ふつう)とC(私的ふつう)の差、それぞれの意義を考える。
......
Bはマネキンとの握手、Cはこの世のだれかとの握手のようなもの。よしあしではありません。後者のほうがややこしい。生活工芸はB的Cの工芸で、まさに duralex picardie reproduction 的です。
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B的Cとは「器形の普遍化/合理化/ふつう化+非合理性/手仕事性=生活工芸」という意味です。中村好文さんの言葉を借りれば「ふつうで」がB、「ちょうどいい」がCです。
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「生活工芸の作家たち1:ふつう」展、開催中です(神楽坂一水寮。11日まで。木金土日13−19時)。辻作品は完売ですが(展示はしています)、週明けにすこし安藤作品の追加があります。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html





20180203

朝から京都嵯峨で撮影。外にでたら夕暮でした。写真は落柿舎。





20180202

横浜で古楽講座の打合せ(はんぶんくらいロマネスクの話でした)のあと、中目黒のスワロウデイルアンティークスへ。11日までウィンザーチェア展。店主の室田宏一さんには次号の『工芸青花』9号で、ウィンザーチェアについて読みごたえあるエッセイを寄稿していただいています(今月下旬刊)。
http://swallow-dale.com





20180201

「生活工芸の作家たち1:ふつう」展、今日から2週目です(於神楽坂一水寮/2月11日まで/木金土日13−19時)。今夜は工芸史家・高木崇雄さんの講座もあります。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=209




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