工芸青花 kogei-seika





撮影=森岡督行

7月2日(月)

午前、店舗にてエバゴスの曽我部さんに鍵をお渡しする。その後、ローズベーカリーに移動し、角川春樹事務所のMさんと企画の打ち合わせを行う。『FRONT』を出版していた東方社のデザイナーを主人公にして、自分でない誰かに、小説を書いてもらえないかという相談。その後、ローズベーカリーのあるビル屋上にある三輪神社を参拝する。


7月4日(水)

午後、丸の内線で銀座へ。盆源珈琲で抹茶ラテエスプレッソを飲んでからエバゴス展へ向かう。夜、銀座線で表参道のコミューン246に移動。自由大学のトークイベントに参加する。「書店の意味」がテーマ。


7月5日(木)

13時30分、講談社から新しく出版される千宗屋さんの書籍のイベントについて相談を行う。千宗屋さんがちょうど今引っ越しを準備しているということで、日常で使っている物を書籍と一緒に販売する企画を提案する。夕方、中国から視察団の方々が続々とご来店。一冊一室のコンセプトを本ではない、何か別のものにかえて中国で展開することに興味があるという。


7月6日(金)

18時、資生堂ギャラリーにて佐藤浩一さんの「Crepuscular Gardens 半開花の庭」展レセプションに参加。「いちじく」は性のシンボルの場合もあるが、実際のいちじくは、人間の都合によって、受粉の機会を失ってしまっているという。佐藤さんは、あえて受粉させることにより、そこに生じる波動を計測し、音に置き換えている。その後、タクシーに乗車して急いで神保町へ向かう。テラススクエアにて川島小鳥さんとのトークイベントに登壇。川島さんと撮った浅田真央さんの写真について。


7月7日(土)

編集者の西野入さんと近所のひねりやにてユニクロの撮影の打ち合わせを行う。午後からエバゴス展の店番。今日もたくさんのお客様がご来店くださる。


7月8日(日)

午前、二子玉川駅へ。山介の佐々木さんと待ち合わせて予約困難の寿司喜邑へ。熟成鮨をいただく。午後からエバゴス展の店番。


7月9日(月)

午後、中村大介さんの搬入。


7月10日(火)

午後、中目黒のスマイルズにて「文喫」の打ち合わせ。青山ブックセンター六本木跡地に出店することが決まる。文喫という言葉が出てからおよそ1年で着地点が見えてきた。入場料のある書店。街の書店で本を買うことが、非日常になりつつあるいま、その体験自体に価値があるだろう、という考え方がベースにある。


7月11日(水)

京王線に乗って橋本へ。橋本駅前で橋本雅也さんと合流。橋本さんねアトリエへ。山形ビエンナーレに作品を出展して欲しいというお願いをする。工房にてプリンとコーヒーをいただく。19時、アーツ千代田にて2020年の東京ビエンナーレの企画説明会に参加。かつて1960年代に開催された東京ビエンナーレの「人間と物質」のカタログはいま古書として稀少なはず。


7月12日(木)

11時30分、株式会社森岡書店の定例会。上半期の経過を確認する。15時、『ブルータス』のグルーミング特集の対談。髪型について。「先達としてあとに続く者の憧れになるような存在にならなければいけないだろう。」という会話が交わされる。夕方、有楽町線にて護国寺駅へ。護国寺に参拝。


7月13日(金)

午前、「週刊読書人」の原稿を仕上げる。今年上半期で読んだ本について。衣奈彩子さんの『うつわディクショナリー』など。午後、飯田橋に移動し、玄光社にて濱愛子さんと高橋久美子さんと新しい書籍の打ち合わせ。19時、三田に移動し、蟻鱒鳶ビルにて岡啓輔さんによる建築ツアーを行う。


7月16日(月)

夕方、原宿のVACANTにてフライングブックスの山路さんと『これからの本屋』の著書の北田博充さんと一緒に本屋講座に登壇。ダンス教室でダンスの先生の本を生徒さんにどのように売ったらいいかという質問を受けて、ヤンキーを事例に答える。番長や総長などヤンキーの社会もピラミッド形になっているだろう。そのため、番長や総長が読書好きになったらそこに属している人が全員読書好きになる可能性が高い。体育館の裏で「読めよ」とか、「著者の名前言ってみろ」とか。しばらくして中毒になったら、「やめらんねえ」とか。ダンス教室でもトップにいる先生が誠意を持って本の良さを生徒に伝えるしかないだろう。


7月18日(水)

夕方、汐留の資生堂本社へ。遠山正道さんと共にアートとビジネスの関係というテーマで講演会を行う。資生堂とスマイルズが共同で、老人ホームを作ったらどうなるなど。終了後は新橋で串カツをいただき、その後銀座ストックに移動してワインをいただく。


7月20日(金)

午後、新宿三丁目のらんぶるへ。スープストックトウキョウは、各地に50店舗あるが、その地区が舞台になっていたり、話のどこかに登場する小説を店頭に設置しようという企画の打ち合わせを行う。泊昭雄さんの『hinism』が復刊されるので、それの企画展を文喫で開催する案をまとめる。


7月21日(土)

羽田空港から松山空港へ。松山市内で帽子千秋さんと合流。ランチに有機野菜のバイキングをいただく。中村好文さんが設計した伊丹十三記念館を訪ねる。上映されていた一六タルトのCMが面白くて1時間以上見る。売店にて伊丹十三が愛用していたポーテュガルのコロンを求める。その後、道後温泉につかり、畳の広間でお茶をいただく。松山市内のSa-Rah estに移動して、珈琲をいただき明日のチャリティイベントの準備をする。先日の水害の被害からの復興に少しだけでも足しになればと販売用に洋服などを持参した。夜は同じビル2階にある陶芸家の杉浦綾さんのご自宅で特製の鯛のパスタをいただく。


7月22日(日)

Sa-Rah estにてトークとチャリティーのイベントを行なった後、午後からは、並びにある書店の「本の轍」に移動して本屋をめぐるワークショップを開催する。隣接する駐車場で、「だるまさんがころんだ」をする。だるまさんがころんだと言うかわりに、松山出身の詩人・高橋久美子さんの詩を読み上げる。夜は瀬戸内海の刺身をいただく。


7月23日(月)

大洲市を訪ねる。先日の水害の痕跡がまだいたるところに見て取れる。販売用の洋服を収納していた帽子さんの倉庫も水没した。その影響は計り知れないが、それをまったく感じさせることなく、松山と大洲を案内してくれる帽子さんがいる。奇跡的にほとんど無傷でのこった臥龍山荘を見学する。


7月24日(火)

娘と一緒に半蔵門の国立劇場で歌舞伎を観劇。


7月26日(木)

午前、ユニクロの洋服の撮影。銀座の若松にておしるこをいただき、近所の神社を参拝。米倉にて髭を剃っていただき、シャンプーもしていただく。夕方、ひねりやにて三越で展示する本の原稿を書く。夜、スープストックトウキョウの各店舗に設置する本の検討を行う。


7月29日(日)

朝の新幹線で名古屋駅に向かい中央本線に乗り換えて多治見のギャラリー百草へ。プロデュースを担当したシャツとカーデガンのつくりを評価してくださった安藤雅信さんが受注会を開催してくださった。暑い最中でも、お客様がシャツとカーデガンに興味を持ってくださり細部を説明する。安藤さんが長野出張から戻られてお会いすることができる。中国茶を淹れていただきながら生活工芸美術館の話をする。夕方の新幹線で戻る。


7月30日(月)

午後、副都心線で北参道の秋山画廊へ。ゴールデン街のザオープンブックスの黒瀧紀代士さんの展示。香水をテーマにしたインスタレーション。会場でKISHIKURIさんと遭遇する。


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森岡督行 yoshiyuki morioka

「森岡書店」主人。1974年山形県生れ。著書に『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『写真集 誰かに贈りたくなる108冊』(平凡社)、『荒野の古本屋』(晶文社)、『東京旧市街地を歩く』(エクスナレッジ)など。「青花の会」編集委員。
facebook:yoshiyuki.morioka.7


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