撮影|森岡督行(2点とも)

1月1日(水)

年が明けて、「今年は最高の年になる」という、銀座の路上で、占い師にみてもらった際の言葉を思い出す。そう言われると、そういう気にもなってくる。良い年にしたい。


1月2日(木)

帰省先の山形から戻る。東京駅で海苔弁を買って夕飯にする。


1月4日(土)

諏訪敦さんと猿山修さんと、上野の国立西洋美術館前で待ち合わせて、同館の学芸員の渡辺晋輔さんから、静物画についてレクチャーを受ける。キリスト教文化圏における、描く対象としての神話、人、物、の関係。人が描かれた場合は、裏に、動かないものの象徴として、物が描かれる事例など。諏訪さんはこれから静物画を描くわけだが、より大切なのは、キリスト教文化圏に属さない人間が、その世界観を表象するために描かれた静物画というジャンルに、どうアプローチしていくか、そしてそこに新規性をどう見出していくか、という点にあるだろう。いまの日本には写実画を描く画家は多くいるが、このような素朴な問いから出発しようとする画家は少ないように思う。銀座に移動して、SOYAにて、新年会を行う。7万円で出来る体験について語り合う。


1月5日(日)

今日は次女と上野へ。「江戸時代のものを調べる」がテーマの宿題のため東京国立博物館で探す。数ある該当品のなかから、かんざしを選んでいた。おもいがけず久しぶりに長谷川等伯の「松林図」を見ることができた。松林が窓の彼方に立ち上がっている。それは向こう側の世界なのだろうが、自分はその境界線を行き来できない。行き来できる人もいる。


1月6日(月)

御徒町のガード下の老酒舗にて、今年のカタリココの打ち合わせを行う。森岡書店としては12月に武田鉄平さんと大竹昭子さんのトークイベントを開催したい。武田さんの絵画に対する独自な技法を大竹さんはどう言葉に置き換えるのだろう。私は、武田さんの絵を細密画として見ることができなかった。植物画への変換が今後どう成されるかにも興味がある。ビールを少量飲んで餃子を2個くらい食べる。


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