20160629

8月の講座のお知らせです。金沢百枝さんの講座は旧約篇の最終回。会員以外の方も御参加いただけます。

■講座|木村宗慎|古美術入門6|精華抄より
□8月5日(金)18時半@千總ギャラリー(京都)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=110

■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話13
□8月18日(木)18時半@自由学園明日館(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=109

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ17
□8月26日(金)18時半@自由学園明日館ホール(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=108

以下も引続き募集しております。よろしくお願いします。

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ16
□7月7日(木)18時半@自由学園明日館ホール(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=90

■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話12(特別講義)|オリンピックの起源
□7月14日(木)18時半@自由学園明日館(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=91

■講座|木村宗慎|古美術入門5|精華抄より
□7月24日(日)15時@MGP矢来スタジオ(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=94




20160628

6月18日(土)は高木崇雄さんの講座「工藝とはなにか4」でした。会場は福岡県うきは市吉井町にある杉工場でした。木の家具をつくり、全国の学校や家庭へとどけている会社で、工場のひろい敷地の一角にギャラリーがあります。耳納連山がのぞめる、背のびして深呼吸したくなるような場所です。
http://www.sugikouba.com/index.html

工芸性とはなにか、を考える講座ですが、副題が「柳宗悦から」なので、柳の言葉を参照しつつ話はすすみます。今回のテーマは「花」でした。キーワードは〈花ヨリモ花〉。

今日(27日)は原宿へ、高木さんとオオヤミノルさんの対談をききにゆきました。オオヤさんのKAFE工船主催の「メキシコのブリキ絵展」がひらかれていて(7月5日まで)、その関連企画でした。
http://ooyacoffeeassociees.com/?cat=112

ブリキ絵はやはりたのしく、高木さんのメキシコ紀行も新鮮でした(そこぬけに親切なおじさんの話とか)。そして後半は民芸の話になりました。会場から「高木さんはなぜいつも民芸の話をするのですか」という質問がありました。そのこたえは、(私の理解では)これまでの民芸論を相対化するため、でした。オオヤさんがうれしそうでした。S






20160627

6月16日(木)夜、自由学園明日館(池袋)にて、河島思朗さんの講座「古代ギリシア・ローマ神話11」を開催しました。今回のテーマは「ゼウスと女性たち」です。

本題に入る前に、前回の参加者の質問を受けて、「神話と柱について」の試論という、長い“脱線”がありました。柱を外にむき出しに立てるギリシア神殿と、堂内に柱の並ぶキリスト教のバシリカ式聖堂を比較し、そこから信仰の違いや、神話の類型を導く仮説です。「10年後には研究として形になるかもしれない」と河島さんは話していました。

ゼウスの女性関係が派手であることはよく知られていますが、相手の女性たちとその子孫を見ていくと、「なぜゼウスが浮気をするのか」が見えてきます。最後に、『神統記』には登場しない妻・ディオーネーについての解説がありました。ゼウスとともにドードーナの信託所で信仰されている女神ですが、この地では大きな樫の木が信託を告げる聖所となっているそうです。実はここで、最初の「柱」信仰の話と緩やかにつながったのでした。

次回7月14日(木)は、リオ・オリンピックに関連した特別篇「オリンピックの起源」です。古代ギリシアではじまったオリンピックと、神話とは、どのようにかかわっていたのでしょうか。はじめての方もぜひ御参加ください。U
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=91




20160624

6月9日(木)夜、自由学園明日館(池袋)にて、金沢百枝さんの講座「キリスト教美術をたのしむ15」を開催しました。

今回のテーマは、救済がモチーフでもある旧約の「ヨブ記」です。無垢で正しい人ヨブが多くの苦難を与えられる物語は、このような不条理がなぜ起こるのか、時代ごとにさまざまな解釈が存在する重要なところ。スペイン、パンプローナ大聖堂の柱頭彫刻(ロマネスク)では、ヨブの試練が見事に表現されていました。

ヨブと友人たちの論争に突然介入する神。そこで言及される怪物レビヤタンは、中世以降「地獄」の象徴になったそうです。キリストの冥府降下場面にも描かれることの多いレビヤタンの描写も見てゆきました。

次回は7月7日(木)です。はじめての方でも、どうぞ気軽に御参加ください。U
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=90




20160623

6月4日5日と開催した「青花の会|骨董祭2016」、終了しました。御来場いただいたたくさんの方々にお礼申上げます。出展者のみなさんにもあらためて感謝申上げます。吟味されたよい品をそろえてくださり、こちらの不慣れな運営にも動じず、最後までていねいに来場者に応接する姿はありがたく、多くをまなびました。
http://kogei-seika.jp/seikafes2016/index.html

同時開催の講座(4日・山本野人さん、5日・内田鋼一さん)や茶会(4日+5日・木村宗慎さん+内田さん)にいらしてくださったみなさんにもかさねてお礼申上げます。それぞれの会場で、青花の会員の方々とお眼にかかり、すこしの時間でもお話できたことは、私にとって幸いでした。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=82
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=83
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=85

共催の大塚美術さんとは、次回のことも話しています。美しいものにかこまれ、そのことについて語りあうという、憂世ではじつはえがたい時間と場所を、またみなさんと共有できたらと願っています。S










20160622

李朝の本をつくりました。〈モノとは即ちヒトのこと。……この本では私が出会った美しいヒトを書いた〉(李鳳來)

■書籍|李鳳來著『李朝を巡る心』
□B5判上製本|カラー112頁|6480円

李朝の器物はなぜ美しいのか、それは、傲慢なところがないから──長年、青山で朝鮮の古美術をあつかう名店をいとなみながら「骨董趣味が好きになれない」という著者が、李朝にひかれてしまう人々をあたたかく、李朝への思いを熱く綴った本です。そのまっすぐな文章をはじめて読んだとき、すぐに、「これは本にしなければ」と思いました。とともに、骨董や工芸の本をつくることの意味に気づくこともできました。李朝の工芸にひかれる方はもちろんですが、骨董にあまり関心をもてないという方にも、読んでもらえたらうれしいです。「文は人」とはこのことか──という名文です。S

■詳細、御注文は以下より
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=87




20160615

5月28日(土)昼、MGP矢来スタジオ(神楽坂)にて、デザイナーの山口信博さんを講師に迎えて「工芸と私3」を開催しました。

テーマは「地と図の消息」。有名な「ルビンの壺」は意識の持ちようで地と図の部分が入れ替わりますが、同様に「地と図」の概念を用いて多くの作例を見てゆきます。

たとえば活版印刷の組版は、仕上がり(反転した像)をイメージしながらブロックを効率よく組み合せてゆきます。DTPと異なり、余白は空白ではなく、地と図が互いに支え合っています。

身体をテンプレートにした太古の洞窟壁画から、現代の作家・澄敬一さんの作品まで、山口さんはさまざまな「地と図」を参照することで、「地と図がオシツオサレツしながら生れるかたち」を語ります。そしてそれは、山口さんのデザインの強さの理由でもあると思いました。U




20160613

昨日は民芸館で撮影、今日は吉祥寺キチムで画家のnakabanさんの新作展をみてきました。朝鮮の工芸がなぜすばらしいのかを考えることが、けっきょくのところ、柳のことも、それ以外のことも考えることになるのだろうと思いました。nakabanさんは青の深度にいつも打たれます。

今週は東京と福岡でふたつの講座があります。河島さんのギリシア・ローマ神話は主神ゼウス(はなぜ浮気をするのか他)の話、高木さんの民芸講座は、柳にとって「花」とはなにか、という話です。青花の講座でこころがけていることは、いずれもとおい話ではなく、わが身にてらして考えてみると……です。お待ちしております。S

■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話11
□6月16日(木)18時半@自由学園明日館(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=79

■講座|高木崇雄|工藝とはなにかー柳宗悦から4
□6月18日(土)15時@杉工場(うきは市)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=84




20160608

7月の催事のお知らせです。

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ16
□7月7日(木)18時半@自由学園明日館ホール(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=90

■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話12(特別講義)|オリンピックの起源
□7月14日(木)18時半@自由学園明日館(池袋)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=91

■講座|木村宗慎|古美術入門5|精華抄より
□7月24日(日)15時@MGP矢来スタジオ(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=94

7月30日(土)と31日(日)には「BOOK MARKET 2016」に参加します(@神楽坂・日本出版クラブ)。「本当におもしろい本だけを集めた本好きのためのブックフェア」の8回目。一昨年から参加しているのですが、毎回会場の熱気がすごくて、刺激をうけています。
https://www.facebook.com/bookmarket.tokyo/




20160607

5月26日(木)夜、自由学園明日館(池袋)にて、金沢百枝さんの講座「キリスト教美術をたのしむ14」を開催しました。今回のテーマは、「ソロモンの栄華とシェバの女王」です。

ダヴィデとバト・シェバの息子であるソロモンは、実在の証拠はないものの、エルサレムに豪華な神殿を建て、イスラエルの頂点にあったと考えられている王です。賢王としても知られ、たとえば2人の母による子どもの取り合いを裁いた「ソロモンの審判」が有名ですが、インドの民話やポンペイの壁画にも似た話があり、ソロモンの物語はさまざまな民間伝承を吸収して成立していったのではないかということでした。

「キリストの予型」としてキリスト教で重視された父親ダヴィデと異なり、ソロモンはイスラム教で好まれたようで、「スレイマーン」と呼ばれ、旧約聖書にはない物語が加わり、魔法の力をもつ王とされます。そのため、イスラム写本やエチオピア写本などを数多く紹介していただきました。ひと味違う世界観に、参加者の皆さんも興味深そうでした。

次回は6月9日(木)です。開催せまりますが、まだお席がありますので、ぜひ御参加ください。U
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=80




前月へ  翌月へ


2016.01

2016.02

2016.03

2016.04

2016.05

2016.06

2016.07

2016.08

2016.09

2016.10

2016.11

2016.12

2017.01

2017.02

2017.03

2017.04

2017.05

トップへ戻る ▲