20170329

目白、京橋、青山とまわり、いまは西にきています。ベテランの骨董商の「センスの先にあるもの」という言葉の意味を考えています。写真は古道具坂田でいただいた葉書。S




20170324

青花の会の御案内です。今月(3月)末までに御入会いただくと、『工芸青花』は次号8号よりお届けします(6月刊予定。年3回刊)。御入会は定期購読という意味あいもありますので、よろしければぜひ御検討ください。S
http://www.kogei-seika.jp/about/seika.html
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写真は6月9‐11日(9日は青花会員+α の内覧会)に神楽坂で開催する「青花の会|骨董祭2017」のチラシ(制作中)より。




20170320

昨日は伊賀の gallery yamahon でトークでした。生活工芸派4人がそろい、「前夜」の状況とそれぞれの思い(売ることに貪欲だった、つねに臨戦態勢だった、など)をきくことができて、よい時間でした。yamahon での「生活工芸展」は4月9日までです。
http://www.gallery-yamahon.com/news/archives/233
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今日は青山の大塚美術で6月の骨董祭のための撮影でした。今年は会期、会場、出展者もふえて、冊子もつくるなど(青井さん大塚さんの対談等掲載)、たのしみにしています。6月9-10日です(9日は青花会員+α)。S




20170314

バルセロナの取材もほぼ終りました。ときおり風はつめたかったけれど、天気にもめぐまれました。写真はロマネスク聖堂 Sant Pau del Camp の回廊。帰国便は明日夜です。S




20170313

アムステルダムからビルバオへ。そしてさきほどバルセロナに着きました。バルセロナでも美術館取材、そのあと金沢百枝さんはロマネスクツアーのみなさんと合流します(私は帰国します)。S
http://www.kogei-seika.jp/news/tour2017.html




20170310

4月の催事をお知らせします。講座「工芸と私」シリーズ、今回はギャラリーうつわノートの松本武明さんです。以下は松本さんから──〈2011年に器店を始める前の約6年間ほど集中的に「うつわ」を見て回り、暮らしに根差す工芸が、大きく広がる現場を目撃してきました。それはとても謙虚で美しく、時代を救う価値観のように思えました。なんとか自分もその一員になれないものかと願ったものです。それから10年が過ぎ、器を扱う仕事を生業にするようになって、愛憎半ばしながら生活工芸のひずみを感じ始めています。実業を通して気付いたこと、これからの展望など、経験的な視点から飾らずにお話できればと思っています〉
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■講座|工芸と私9|松本武明|生活工芸派以後の工芸
□4月12日(水)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=165
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■講座|能楽入門|全5回
□4月19日(水)18時半@矢来能楽堂(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=149
*満席につき受付終了しました
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話21|鍛冶の神ヘーパイストスの物語
□4月20日(木)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=166
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ24|新約篇5|キリストの洗礼と洗礼者ヨハネ
□4月27日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=167
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以下も引続き募集しております。よろしくお願いいたします。S
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話20|古代ローマの歩き方
□3月23日(木)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=162




20170309

昨日はロッテルダムのボイマンス美術館で終日撮影でした。9時から16時すぎまで、みじかいランチ以外は地下のスタジオにこもりきり、たのしい時間でした。『工芸青花』の取材ですが、掲載はおそらく来年、写真は美術館のカフェです。
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新刊の『工芸青花』7号、在庫がなくなり、ウェブサイト販売分は完売しました。各地の書店、ギャラリー等にも置いていただいていますので、よろしければぜひ御覧ください。販売店もすこしふえて、一覧更新しました。S
http://www.kogei-seika.jp/about/booksellers.html




20170307

アムステルダム初日の撮影は順調でした。写真は王宮前広場。S
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森岡督行さんのブログ「森岡書店日記」更新しました。今回は今年1月の日記。〈程なくして目を覚まし、吉田さんに夢の内容を語りはじめる。「徳島の物件への搬入で、クレーンが至急必要になって手配しなければならない。吉田さん、困りましたね。どうしますか」。吉田さんは呆然としている〉
http://kogei-seika.jp/blog/morioka/017.html




20170302

新刊の『工芸青花』7号を紹介しています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=164
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以下は3章「生活工芸と作用」のリードです。写真は掲載図版より。S
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 二〇一〇年から一二年まで金沢で、一二年と一四年には高松で、「生活工芸」という語を冠した展観がありました。その両方に参加した作家は赤木明登(漆・一九六二年生れ)、安藤雅信(陶・五七年生れ)、内田鋼一(陶・六九年生れ)、辻和美(ガラス・六四年生れ)、三谷龍二(木工・五二年生れ)の各氏です。かれら(生活工芸派)の器に共通する(自認する)特色はシンプル、ふつう、そしてほとんどが無地です。器だけでなくオブジェもつくることも共通しています。工芸ギャラリー桃居の広瀬一郎さんによれば、一九九〇年代から二〇一〇年代は「生活工芸の時代」でした。
 生活工芸派の工芸観に影響をあたえたのは古道具坂田の坂田和實さん(四五年生れ)です。坂田さんの眼はありふれたもの(生活道具)にありふれていないもの(美)をみいだすというきわどい眼で、それに由来する、そうした自己矛盾的なきびしさと制約が生活工芸派の器の本質でもあると思っています。特集前半の器[32‐45頁]は坂田家のものです。生活工芸というテーマをつたえてえらんでいただきました。
 生活工芸派より若い世代の工芸作家がつくるオブジェを紹介するギャラリーがあります。小林和人さん(七五年生れ)の OUTBOUND、山内彩子さん(七七年生れ)の Gallery SUです。それらの作品を小林さんは「作用」と名づけています。
 生活工芸派と作用派に共通するのは、そのよさは、近代日本の美術観、工芸観の呪縛の外にありえているように思えることです。S
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Seikatsu-Kogei (Lifestyle Crafts) and Sayo (Action)
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 In recent years, more and more exhibitions were held on Lifestyle crafts in Japan: in Kanazawa from 2010 to 2012, and in Takamatsu in 2012 and 2014. The artisans whose works were exhibited in both occasions are Akito Akagi (lacquerwares/born in 1962), Masanobu Ando (ceramics/born in 1957), Koichi Uchida (ceramics/born in 1969), Kazumi Tsuji (glassware/born in 1964), and Ryuji Mitani (woodwork/born in 1952). These craft artists of a new type (Seikatsu-Kogei-ha: the School of Lifestyle crafts artists) consciously share the simplicity of the ware.The ware they make is simple in design and mostly plain.They also commonly make artistic objects as well as wares. Ichiro Hirose, the owner of a craft gallery Toukyo in Nishi-azabu, calls the period between 1990 and 2010 as ‘the era of Lifestyle crafts’.
 It was Kazumi Sakata (the owner of Antique shop, Sakata/born in 1945) who had a strong influence on the philosophy of the Lifestyle crafts artists. Sakata’s keen eye identified extraordinary beauty in what may look as simple, ordinary crafts. Stoicism and restriction, which border on self-contradiction, is the key to the appreciation of the wares of Lifestyle crafts. Wares shown in the first half of the section are Lifestyle crafts from Sakata’s household (pp. 32 -45).
 The artistic objects made by craft artisans, a generation younger than Lifestyle crafts artists, are now dealt with by new galleries in Tokyo: OUTBOUND by Kazuto Kobayashi (born in 1975) and Gallery SU by Ayako Yamauchi (born in 1977). Kobayashi names those artistic objects ‘Sayo’ (meaning ‘action/effect’ because the objects acts to, or affect, the sensitivity of the viewer and draws reaction).
 I think these two groups have an admirable quality in common. Both seem to reside outside the limitations of the aesthetics of Modern Japan, in Art as well as in crafts. (S)




20170301

今週刊行の『工芸青花』7号を紹介しています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=164
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以下は4章「うつわのはじまり」のリードです。写真は掲載図版より。S
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 輪島の塗師赤木明登さんによる東北古碗考の続編です。今回より秀衡椀。産地は岩手、遺品の多くが桃山以降の作ですが、俗に奥州藤原氏ゆかりの様式ともされるものです。大ぶりで、黒地に朱で草木などの文様を描き、金箔で菱文などもほどこします。作行は上手(じょうて)で、江戸期以降にやはり岩手でつくられた浄法寺椀、南部箔椀の古様ともいわれますが、別系統との説もあります。起源もよくわかりません。
 知らなかったのですが、近年、藤原秀衡(一一二二‐八七。奥州藤原氏。義経を平泉にかくまい頼朝と対立した)の館跡から、漆の椀が出土しました[66‐67頁]。それらがいわゆる秀衡椀の原型なのか。赤木さんの秀衡椀考は、毛越寺にて転回します。S
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The Origin of Utsuwa
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 This section is a sequel to the preceding issue on the lacquerwares in Tohoku by Akito Akagi (lacquerware artist from Wajima). From this issue, Akagi discusses Hidehira bowls, which were made in Iwate mostly after Momoyama period (from the end of the sixteenth century to the beginning of the seventeenth century), but whose style, some say, originate further back in the Northern Fujiwaras, a powerful noble family of the twelfth century. Hidehira bowls are large and black, on the surface of which botanical motifs are painted in red, or geometrical motifs such as diamonds in gold. Crafted in fine and high quality, they are said to represent the older forms of Johoji temple bowls, also from Iwate, or Nanbu-gilt bowls.There are, however, various hypotheses and their origins are still obscure.
 Recently, lacquerwares (pp. 66-67) were excavated from the archaeological site of the Palace of Hidehira Fujiwara (1122-87). Are they the archetype of Hidehira bowls? Akagi finds a clue at Motsuji temple. (S)




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