20180130

ニットライター鳥古繰子さんのブログ「毛糸的世界」更新しました。前回につづいてパム・アレンの話。「釣り雑誌で働いていたころ、まさか自分が将来ヤーン・カンパニーのオーナーになるなんて思いもつかなかったし、そのとき生まれてもいなかった自分の息子が、いまでは一緒に働いているなんて本当にびっくりよ」
……
今回は鳥古さんが推薦する毛糸も販売します。〈「Valhalla Yarns」はアメリカ西海岸カリフォルニア州にある小規模な糸メーカー。Valhalla(ヴァルハラ)はノルウェーの神話で「天国のような場所」という意味だ〉
http://www.kogei-seika.jp/blog/tricoquelicot/020.html




20180129

「生活工芸の作家たち1:ふつう」展の1週目が終りました。土曜の安藤雅信さんの講座、日曜の井出幸亮さんと森岡督行さんの対談も多くの方にいらしていただきました。作家の辻和美さん、三谷龍二さんも参加してくださり、みのりある時間でした。考えたことはいずれまとめたいと思います。2週目は今週木曜からです(安藤作品の追加があります)。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
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今朝は museum as it is へ。よりどころのような場所です。




20180126

「生活工芸の作家たち1:ふつう」展、昨日からはじまりました(於神楽坂一水寮)。写真は昨日のようすです(いまはのこり十数点ほど)。明日土曜夜は安藤雅信さんの講座「古道具坂田と生活工芸」(満席)、日曜午後は井出幸亮さんと森岡督行さんの対談「次世代が語る『生活工芸』」です(のこり1席)。どちらもたのしみにしています。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html













20180123

「生活工芸の作家たち1:ふつう」展、あさって木曜日からです(工芸青花@神楽坂一水寮)。安藤雅信さん、辻和美さん、三谷龍二さんからいただいた「作家の言葉」をサイトに掲載しました。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
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3人に共通することのひとつは、建築家の中村好文さんになんらかのかたち(住宅、カフェ、ギャラリーなど)で設計を依頼していること。中村さんは自身の建築でこころがけていることを、スウェーデン語の enkel(ふつうで、ちょうどいい)という言葉で語っています(『普通の住宅、普通の別荘』まえがき)。「ちょうどいい」の意味を考えたいと思います。





20180121

『工芸青花』創刊からずっと校閲をお願いしている境田稔信さんが、今週金曜(26日)深夜の「タモリ倶楽部」に出演されます。以下は番組のサイトから。
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〈「こんなに集めてど~するの!? 辞書コレクターの魔窟・境田邸」。個人で国会図書館を超えるほどの辞書を集める辞書収集家・境田稔信。今も2日に1冊ずつコレクションは増え続け、その数なんと6000冊! そんな彼の足の踏み場も無い自宅に潜入! 番組史上もっとも狭く撮影しづらい中、収録敢行!〉
……
昨秋改訂版が刊行された角川『新字源』の校正者として各紙誌の取材をうけた境田さんですが、驚異の書庫のようすは以下の記事で(季刊読書のいずみ)。
http://www.univcoop.or.jp/
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写真は仕事場(倉庫)の階段。境田さんからのゲラを読んでいます。





20180119

2月15日(木)夜、那覇市牧志のRENEMIAで、豊永盛人さん(琉球張子作家)と高木崇雄さん(工芸史家)の対談「作ること、考えること」をおこないます(豊永さんからの「おまけ」つき)。
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〈電車で席を譲って照れくさかったこととか、向かいの家の新聞受けにE.YAZAWAって書いてあるのを発見したこと、勇気を出して思っていることを伝えたりしたことそんな日常や非日常のあれこれやが毎日休まず作り続けられている工芸品にはぎゅうっと絞られて入っていると信じています〉(豊永さん)
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〈もしかしてこの人は、アイデア、思いつきだけで仕事をしているのではなく、アイデアが形になっていく間のもやもやした経緯、いわば「美術」という単数性のものが「工芸」という複数性のものになっていく合間の「何か」を捕まえようとしているのかな、と思ったのです〉(高木さん)
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写真は金沢百枝さん(美術史家)の昨日の講座から、「書斎のロマネスク叢書と豊永盛人作品」。当日は金沢さんもいらっしゃいます。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=213





20180118

昨日は建築家・中村好文さんの講座「住宅設計入門」の最終回でした。中村さん設計のクリフハウスにつどい、テーブルをかこんで、最終プラン(模型)を提出、中村さんとゲスト講師・増田奏さん(『住まいの解剖図鑑」著者)の講評をうけます。間取図も描いたことのなかった受講者も5回目で模型を提出、住宅なので細部もむろん大切だけれど、建築としてよいものになることのほうが大事、というおふたりの言葉と指導にうたれました。夜の海をながめながらの打上げもたのしい時間でした。みなさんありがとうございました。









20180116

〈博士論文を書いているときから、つぎに研究するのはオトラント大聖堂のモザイクにしようと決めていました。ロマネスク美術の魅力、中世の人々の世界観がそこに凝縮しているからです〉(金沢百枝)
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「美術史家・金沢百枝さんとゆく南イタリア・ロマネスクの旅」(3月13-19日)、旅程にファザーノ、ラマ・アンティカ遺跡(中世の洞窟聖堂・住居跡)を追加しました。参加者募集中です。写真はオトラントのモザイク。聖堂の床全体を埋めつくしています。
http://www.kogei-seika.jp/news/tour2018





20180114

工芸史家・高木崇雄さんのブログ「工芸入門」更新しました。今回は「注連縄と『配り手』」です。〈僕らだよ、僕ら工藝店が問屋を滅ぼして、結果こういう仕事を滅ぼしてるんだ。今はいろんな人が産地に口を出してるけどね、問屋のような「配り手」になれないなら、はじめからやらない方がいいと僕は思うね〉。失われた〈軽み〉についての話でもあります。いつもどおり、あくまでも冷静な現状認識と、ではなにをするか、という文章でした。
http://kogei-seika.jp/blog/takaki/012.html
そんな高木さんの講座をはじめます。初回は「能と民芸」。2月1日(木)19時からです(神楽坂一水寮)。〈今回の講座では工藝に限らず、美術や小説、映画や演劇、デザイン、オリンピックや建築、といった様々な現代のものごとの背後に潜む「民藝性」とでもいうものを掬いあげ、その視点からあらためて対象を見つめ直すことで、これまでと違った楽しみ方、考え方を知り、みなで共有できたらいいなあ、と考えています〉
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=209





20180110

『ひとりよがりのものさし』中国版とある展覧会の打合せ。はやく実現したい。





20180106

来週11日(木)夜は河島思朗さんの講座「ギリシア・ローマ神話」です。いつのまにか30回。特別編で「神話と時間」のお話です。〈神話はあまり読んだことがありませんでしたが、絵の写真も多く、様々なエピソードをお話しいただいて、わかりやすく、楽しかったです〉(前回アンケートより)。神話は人間の思考のかたち(科学的認識の非科学的記録)で、地理的時間的距離を理解の支障にすべきでないものと思うようになりました。写真はレンブラントの描いた本。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=205





20180102

あらたな催事のお知らせです。3月に金沢百枝さんとゆくロマネスク・ツアーの詳細も決りました。写真は2月下旬からはじまる「サンプラー:少女の刺繡布」展より。
……
■講座|工芸と私16|安藤雅信|古道具坂田と生活工芸
□1月27日(土)20時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=208
*「生活工芸の作家たち1:ふつう」展の関連企画です
……
■講座|高木崇雄|工芸入門1|能と民芸
□2月1日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=209
……
■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ33|聖母マリアの生涯
□2月20日(火)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=210
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■展覧会|サンプラー:少女の刺繡布
□2月22−25日+3月1−4日+8−11日@工芸青花(神楽坂)
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180201.html
……
■講座|工芸と私17|金沢百枝|西洋の刺繡の歴史とサンプラー
□2月22日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=211
*「サンプラー:少女の刺繡布」展の関連企画です
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話31|カドモスの物語
□2月27日(火)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=212
……
■旅行|美術史家・金沢百枝さんとゆく南イタリア・ロマネスクの旅
□3月13−19日
http://www.kogei-seika.jp/news/tour2018
……
……
……
以下も引続きよろしくお願いします。
……
■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話30|神話と時間
□1月11日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=205
……
■講座|金沢百枝|ロマネスクへの旅|南イタリアへ
□1月18日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=206
*3月の旅行企画「美術史家・金沢百枝さんとゆく南イタリア・ロマネスクの旅」の説明会もかねています
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■展覧会|生活工芸の作家たち1:ふつう
□1月25−28日+2月1−4日+8−11日@工芸青花(神楽坂)
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
……
■講座|工芸と私15|井出幸亮+森岡督行|次世代が語る「生活工芸」
□1月28日(日)16時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=207
*「生活工芸の作家たち1:ふつう」展の関連企画です





20180101

あけましておめでとうございます。今年も森岡督行さんの記事から。「森岡書店日記」更新しました。〈朝、タクシーにてソウル市立美術館へ。ソウル市立美術館は、ソウルの中心部にあるが、この日はトランプ大統領が来る日で、およそ5メートル間隔くらいに警備の人が立っている。そして私が乗ったのが、なぜかメルセデスのハイヤー。あたかも要人が到着したような格好になる〉。今年もよろしくお願いいたします。
http://kogei-seika.jp/blog/morioka/027.html




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