20210731

開催中です。毛涯さんの展示は毎回そうですが、今回も、日本ではふだんなかなか手にとれない古物がならんでいます。

■展覧会|骨董と歴史:地母神と偶像
□7月30日-8月3日|13-20時@工芸青花
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html

毛涯さんと、美術史家・金沢百枝さんの通信講座「古代の地母神と偶像」も公開中です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=631







20210730

はじまりました(本日30日は青花会員と御同伴者1名のみ)。

■展覧会|骨董と歴史:地母神と偶像
□7月30日-8月3日|13-20時@工芸青花
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html

今年もロシア在住の骨董商、毛涯達哉さんの展示をおこないます。昨年の「スキタイ」展はそのまま『工芸青花』の特集になりましたが(以下)、毛涯さんのよいところは、美術鑑賞と歴史研究を不離のものと考えていること。たしかに、(ヒトの手によりつくられた)物は、歴史のかけらなのだと思います。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html

毛涯さんと、美術史家・金沢百枝さんの通信講座「古代の地母神と偶像」も公開中です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=631

偶像杯 アナトリア-地中海東岸 前1500-前1000年 テラコッタ 高6cm





20210729

明日からです(明日30日は青花会員と御同伴者1名のみ)。

■展覧会|骨董と歴史:地母神と偶像
□7月30日-8月3日|13-20時@工芸青花
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html

展観にさきだち、毛涯さんと、美術史家・金沢百枝さんの通信講座を公開しました。

■通信講座|工芸と私10|毛涯達哉+金沢百枝|古代の地母神と偶像
□公開|2021年7月29日-10月31日/約90分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=631

毛涯さんから......古代の地母神や偶像は、人類史初期の信仰に基づく創作物です。女性が象られることが多く、豊穣を司るもの、と一般に解釈されていますが、どのように使われたかはほとんど解明されていません。生命感あふれる有機的なかたち、もしくは幾何学的なかたちをした偶像たちは、文明社会では失われがちな「本能的造形感覚」で作られたものだからこそ、我々を惹きつけるのではないでしょうか。本講座では、世界各地で発見された地母神、偶像から読み取れること、またそれらの神々の「習合」の変遷や、キリスト教の聖母子との関係など、ご紹介したいと思います。

金沢さんから......私たちのはるかな祖先がマンモスの牙や歯、石や粘土をつかって女性像をかたどったことに、感慨をおぼえます。死ととなりあわせだった時代、子どもを産み家族をふやすことは、現代とはことなる意味をもっていたでしょう。しかし、現代にもつうじる思いもあったはずです。災いから護ってほしい、事がうまくはこんでほしい……。氷河時代の美術からはじめて、人類史をたどりながら、地母神から聖母にいたる系譜をお話します。

眼の偶像 シリア 前3300-前3000年 片岩 高10cm









20210727

今週末からです。

■展覧会|骨董と歴史:地母神と偶像
□7月30日-8月3日|13-20時@工芸青花
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html

毛涯さんから……古代オリエント世界では先史時代から、地母神を中心に様々な女神が祀られていた。地母神は大地の生命力を人間に付与する存在への信仰から生まれた女神で、主に豊饒多産を司る。一方、性別不明、そもそも人間の姿を模していない偶像も存在する。顔から手足が生えていたり、複数の頭や肥大した目を持っていたり。抽象的な形の像もある。そうした奇妙な偶像は、無文字時代のものがほとんどだ。人類が世界を認知するために創作した「神話」にもとづき、祭祀に用いられたとされる。それらの像の造形は洗練されており、稚拙とは言い難い。人間が見た「生命のかたち」と形容できるかも知れない。
今展で紹介するのは、紀元前5000-1000年紀のオリエントを中心とした偶像、地母神。そしてそこから派生し習合されていったギリシア・ローマの神々。ビザンチン以降の聖母子像。異教禁止令や、男性優位の宗教、社会が確立するなかで忘れ去られた神々から聴こえてくるのは、(現代とは異なる意味での)豊かな文化が生み出した「生命の賛歌」ではないだろうか。

女性像 メソポタミア 前2000年紀 石灰岩 高7cm





20210726

今週末からです。今日は出品者の毛涯さん、美術史家の金沢百枝さんと、今展にかんする通信講座を収録しました。西はエジプト、東はシベリア。古代の偶像と地母神について、時空をこえた話が壮快でした。

展観|骨董と歴史:地母神と偶像
会期|2021年7月30日(金)-8月3日(火)
   *7月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
時間|13-20時
会場|工芸青花
出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html

偶像 シベリア 前3-前1世紀 青銅 長16cm





20210725

工藝風向・高木崇雄さんの通信講座「フーコーと工芸」、今日までです(といっても明朝までみられます)。このテーマでいまの工芸を語れるのは高木さんくらいかもしれません。

■通信講座|高木崇雄|工芸入門2|ミシェル・フーコーと工芸
□公開|7月25日まで/約90分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=578

高木さんから……店を作って数年後、建築家の磯崎新さんにお目にかかったおり、いい名だね、適当って言うけれど、フーコーという名をつけたのにはきっと理由があるよ、いずれわかるよ、と言われたのをきっかけに、あらためて読み返す機会を得ると、「言説を、言説を誕生させた思考や精神あるいは主体に準拠させるのではなく、言説が展開される実践的な場に準拠させる」(ミシェル・フーコー『アルケオロジー宣言』)といった文章がどうも気に掛かる。気に掛かるというか、自分が店を通じてやろうとしてきたことはまさに、「日本の正しい工芸」的な「正史」が排除してきたモノが生まれつつある場に日々立ち会い、取り上げ、再び位置付けるという、鬼子の産婆のような仕事であり、それはフーコーによる系譜学的なものの見方と近いんじゃないか、とも思ったのです。

写真は福岡の工藝風向と、その上階で、風向主催で杉謙太郎さんの花会がおこなわれた夜。





20210724

骨董通販サイト seikanet 公開中です(7月31日まで)。今回は「考古と宗教美術」特集。本日、追加出品がありました。
https://kogei-seika.net/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。

今回の出品者(50音順)
#逆光
#倉敷意匠計画室
#膏肓社
#骨董いわた
#骨董うまこし
#古美術うまのほね
#古美術栗八
#古美術祥雲
#古美術りつ
#四方堂
#そらんじ
#道具屋広岡
#トリピエ
#長谷雄堂
#galleryuchiumi
#GalleryULALA
#montique





20210722

Flowers by Toshiro Kawase and Wabi
─────
If Tatehana-style Ikebana is ‘public’, Nageire-style will be ‘private’. The art of tea ceremony may also be ‘private’. Then, what makes the art of tea ceremony and Nageire ‘private’ (public and private may be replaced by sacred and profane) is Wabi. This conversation with Toshiro Kawase, an Ikebana artist, made me plan this article. The interviewees are Kawase and Soshin Kimura, a tea master.

To the question ‘What is Wabi?’ Kimura answered with tea ceremony tools and Kawase with flowers. Next, Keisuke Aoyagi, an essayist and scholar of Japanese literature, explains the concept of Wabi using the examples of Rikyu and Basho. (S)
─────
Kogei Seika vol.16
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html
■Published in 2021 by Shinchosha, Tokyo
■A4 in size, linen cloth coverd book with endpaper made of Japanese paper (kozo)
■144 Colour Plates, Frontispiece with a stencil dyed art work by Michiaki Mochizuki
■Each chapter is accompanied by an English summary and all photographs are with captions in English
■Limited edition of 1000
■10,000 yen (excluding tax)

■To purchase please click
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=607











20210719

The Shop Saruyama and his work
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In March 2019, the shop Saruyama closed its doors. It dealt with antiques and contemporary crafts. Osamu Saruyama (born in 1966), the owner, is also a designer (graphics and products). Although he no longer runs a shop, he still has his studio, guillemets layout studio (guillemet is a French word for inverted commas). For this article, I photographed Saruyama just before its closure. In addition, there are two articles on Saruyama with a concise biography.

The shop Saruyama used to be in Nishiogi (since 1994) and moved to Azabu-Juban in 2000. It closed in 2019 and ROZAN (Nishiogi) and Antique Sakata (Mejiro) in 2020. If the ’80s was the era of ‘miscellaneous goods’ and the ’90s was the era of ‘design’, the 2000s was the era of ‘crafts for daily life’ and bric-a-brac. ROZAN, Antique Sakata and Saruyama were the leading shops of their time. I felt that Tokyo had suddenly become a very desolated city. (S)
─────
Kogei Seika vol.16
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html
■Published in 2021 by Shinchosha, Tokyo
■A4 in size, linen cloth coverd book with endpaper made of Japanese paper (kozo)
■144 Colour Plates, Frontispiece with a stencil dyed art work by Michiaki Mochizuki
■Each chapter is accompanied by an English summary and all photographs are with captions in English
■Limited edition of 1000
■10,000 yen (excluding tax)

■To purchase please click
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=607











20210718

骨董通販サイト seikanet 公開しました(7月31日まで)。今回は「考古と宗教美術」特集。力ある品々がそろいました。追加出品もありました。
https://kogei-seika.net/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。

今回の出品者(50音順)
#逆光
#倉敷意匠計画室
#膏肓社
#骨董いわた
#骨董うまこし
#古美術うまのほね
#古美術栗八
#古美術祥雲
#古美術りつ
#四方堂
#そらんじ
#道具屋広岡
#トリピエ
#長谷雄堂
#galleryuchiumi
#GalleryULALA
#montique





20210716

明日17日から、銀座の黒田陶苑で、村上隆さんによる「魯山人再定義」展がはじまります(7月29日まで)。
https://kurodatouen.com/eventdata/20210717

村上さんと村田森さんの共作(魯山人陶の写し)の撮影をお手伝いしました。風呂敷や箱など、名物茶入等を撮るときのように撮りました。

同プロジェクトについては、『工芸青花』15号でもすこし紹介しています。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html























20210715

骨董通販サイト seikanet は本日(7月15日)19時公開です。今回は「考古と宗教美術」特集。たのしみな品々がそろいました。
https://kogei-seika.net/

seikanet 監修者、古美術栗八の高木孝さんの連載「骨董入門」更新しました。「真贋の森」のつづきです。今回も短篇の名作を読んだかのごとく、でした。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/010.html





20210714

工芸青花』の新刊16号を紹介しています。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html

特集|望月通陽と as it is

昨年9月から今年3月まで、千葉県長南町にある museum as it is では、望月通陽さん(1953年生れ)の個展がひらかれていました。主題はリルケの『マルテの手記』で(それを提案したのは as it is の設計者でもある中村好文さんでした)、染色、ブロンズ、木彫、ガラス絵など約30点が展示されていました。as it is は目白にあった古道具坂田の坂田和實さんの個人美術館です。坂田さんと望月さんは旧知のあいだがらで、1983年には古道具坂田で望月さんの新作展を開催しています(95頁。古道具坂田で現代作家の個展がおこなわれたのはこのときのみのはずです)。
文章は2本とも望月さんです。「安堵の手法」は、94年に開館した as it is を『新建築』誌が取材、その記事(95年6月号)によせた文の再録です。「マルテの決意」はその25年後、今展によせたもの。どちらも「坂田さんと私」という内容ですが、歳月が、文の音色をかえていて、読後しばらくぼうぜんとしました。S


『工芸青花』16号目次

1|「さる山」の店と仕事
・余白と多 沢山遼
・聞書・猿山修小伝 山本千夏
・猿ちゃんと野生 赤木明登
2|川瀬敏郎の花 侘び
・芭蕉の侘び、利休の侘び 青柳恵介
3|ロシアとスキタイ
・ピアノと骨董 毛涯達哉
・古代ユーラシアの草原から 松本圭太
4|望月通陽と as it is
・安堵の手法 望月通陽
・マルテの決意 望月通陽
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群10 堀江敏幸
扉の絵
精華抄

御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=607

『工芸青花』販売店一覧です
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers.html











20210713

6月19日から7月4日まで、中国杭州で三谷龍二さんの個展「木工房の40年」展がひらかれていました。主催は青花も取材や販売でお世話になっている工芸ギャラリー「莨室」です。会場の動画もみましたが、つぎつぎと、熱心に、三谷さんの器のつかい心地について語る人々の表情がとてもよかったです。

展観にさいして中文版の本も刊行され、私も「三谷さんと『生活工芸』の40年」という文を寄稿しました(予定をこえて1万字も書いてしまいました)。いずれ『工芸青花』にも掲載できたらと思っています。
https://www.instagram.com/liangshi_2021/







20210712

今週木曜(15日)は美術史家・金沢百枝さんの講座です。

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ68|旧約篇14|ダニエル書・ヨナ書|救済の預言者ダニエルとヨナ
□7月15日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=605

金沢さんから……古くは古代ローマの地下墓所カタコンベの壁画から、ダニエルとヨナの図像はみられます。信仰によって救われる旧約の預言者ダニエルとヨナにあやかり、魂の安寧を願って墓所に描かれたり、石棺に刻まれたりしたのです。奇想天外なダニエルの物語、コミカルな民話も伝わるヨナの物語を、中世ヨーロッパの美術だけでなく、イスラームやユダヤの美術とも比較しながらみてゆきます。

写真は魚(じつは神使)にのみこまれるヨナ。南イタリア、オトラント大聖堂の床モザイク(12世紀後半)。旅の話にもなると思います。またゆけるようになるまで、つづけていたいものです。











20210710

骨董通販サイト seikanet 公開中です。今回は自由出品(7月14日まで)。追加出品もありました。
https://kogei-seika.net/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。

今回の出品者(50音順)
#甍堂 #花徑 #逆光 #倉敷意匠計画室 #膏肓社 #骨董いわた #骨董うまこし #古美術うまのほね #古美術川﨑 #古美術栗八 #古美術祥雲 #古美術りつ #四方堂 #そらんじ #トトトト #つつみ美術 #道具屋広岡 #トリピエ #南方美術店 #宮脇モダン #ルクラシック #galleryuchiumi #GalleryULALA #montique





20210710

美術史家・金沢百枝さんの通信講座、あらたに公開しました。毎回、時間をかけて準備してくれます。

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ15|旧約篇13|ヨブ記|魂の叫び
□公開|2021年7月9日-10月10日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=608

金沢さんから……裕福なヨブはたのしく家族と暮していました。その信心深さは、神さまがサタンに自慢するほど。しかしサタンは、「それはヨブが幸せだからでは?」といいます。そこからヨブと家族の運命は急転回。さて、どんな運命がヨブを待ちうけているのでしょう? 中世以来ヨブの物語は、「なぜこの世に苦しみはあるのか」という神学的命題のもとにさまざまに解釈されてきました。講座では、おもに中世絵画とともにヨブの物語を読んでゆきます。


以下も公開中です。

■通信講座|高木崇雄|工芸入門2|ミシェル・フーコーと工芸
□公開|2021年4月23日-7月25日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=578

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ13|旧約篇11|サムエル記|ダビデ
□公開|2021年5月11日-8月15日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=588

■通信講座|工芸と私9|井出幸亮+牟田都子+米山菜津子|2000年代と「生活工芸」と私たち
□公開|2021年5月25日-8月29日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=602

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ14|旧約篇12|列王記上|ソロモンの栄華とシェバの女王
□公開|2021年6月10日-9月12日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=603











20210709

日田→吉井→西荻。今週の天国。









20210708

工芸青花』の新刊16号を紹介しています。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html

特集|ロシアとスキタイ

『工芸青花』前号で特集したロシアのノヴゴロド取材の通訳は、サンクトペテルブルク在住の骨董商、毛涯達哉さん(1980年生れ)にお願いしました。ノヴゴロドに発つ前日、毛涯さんとエルミタージュ美術館をみてまわったとき、同行した美術史家の金沢百枝さんとともに感心したのはスキタイ美術の充実ぶりでした。
スキタイ文化とは紀元前7世紀から前4世紀ごろ、黒海北岸(いまのウクライナとロシアの一部)で栄えた遊牧民文化で、美術史的には黄金製品がよく紹介されるのですが、それらはギリシアなどの影響がつよく、よりスキタイらしいのは青銅製の武器、馬具装飾などで、そこにきざまれた連鎖するような動物文が特色です。
毛涯さんには取材の翌年(2020年)、青花の展示室でスキタイ展をお願いしました。以下に掲載したのはその出品作で、文章は毛涯さんと、考古学者の松本圭太さんによるスキタイ概説です。S


『工芸青花』16号目次

1|「さる山」の店と仕事
・余白と多 沢山遼
・聞書・猿山修小伝 山本千夏
・猿ちゃんと野生 赤木明登
2|川瀬敏郎の花 侘び
・芭蕉の侘び、利休の侘び 青柳恵介
3|ロシアとスキタイ
・ピアノと骨董 毛涯達哉
・古代ユーラシアの草原から 松本圭太
4|望月通陽と as it is
・安堵の手法 望月通陽
・マルテの決意 望月通陽
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群10 堀江敏幸
扉の絵
精華抄

御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=607











20210706

出張で福岡にきています。一昨日と昨日は、杉謙太郎さんの花会取材でした(写真)。会場は「工藝風向」の上階で、先年亡くなった森光宗男さん(「珈琲美美」主人。青花もたいへんお世話になりました)の写真がかざられていました。「美美」のとなりが「風向」です。場所も人も、ここでしかできない、しみじみとよい会でした。

工藝風向では8日まで「たけのこ騒動」展開催中です。杉さんもだいたい在廊して、「たけのこ村」の器(写真の土器もそうです)に花をいれたりもするそうです。





20210703

骨董通販サイト seikanet 公開中です。今回は自由出品。あらたな出店もありました。
https://kogei-seika.net/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。

今回の出品者(50音順)
#甍堂 #逆光 #倉敷意匠計画室 #膏肓社 #骨董いわた #骨董うまこし #古美術うまのほね #古美術川﨑 #古美術栗八 #古美術祥雲 #古美術りつ #四方堂 #そらんじ #つつみ美術 #道具屋広岡 #トリピエ #南方美術店 #宮脇モダン #ルクラシック #galleryuchiumi #GalleryULALA #montique





20210702

工芸青花』の新刊16号を紹介しています。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika016.html

特集|川瀬敏郎の花 侘び

たてはなは「公」であり、なげいれは「私」であり、茶の湯も「私」。茶の湯となげいれを「私」たらしめているのは(公私はハレとケにいいかえられるかもしれません)、「侘び」ではないか、という会話から、この特集をつくることにしました。話者は花人の川瀬敏郎さんと、茶人の木村宗慎さんです。
「侘びとはなにか」という自問に、木村さんは道具で、川瀬さんは花で自答しています。随筆家で国文学者でもある青柳恵介さんには、ふたりとはべつに、「侘び」という概念について、利休と芭蕉を例に説いていただきました。S


『工芸青花』16号目次

1|「さる山」の店と仕事
・余白と多 沢山遼
・聞書・猿山修小伝 山本千夏
・猿ちゃんと野生 赤木明登
2|川瀬敏郎の花 侘び
・芭蕉の侘び、利休の侘び 青柳恵介
3|ロシアとスキタイ
・ピアノと骨董 毛涯達哉
・古代ユーラシアの草原から 松本圭太
4|望月通陽と as it is
・安堵の手法 望月通陽
・マルテの決意 望月通陽
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群10 堀江敏幸
扉の絵
精華抄

御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=607











20210701

骨董通販サイト seikanet は本日(7月1日)19時公開です。今回は自由出品。あらたな出店もあります。おたのしみいただけましたら幸いです。
https://kogei-seika.net/

seikanet 監修者、古美術栗八の高木孝さんの連載「骨董入門」更新しました。今回も「真贋の森」の話です。高木さんと甍堂の青井義夫さんは当代を代表する眼利きであり長年の盟友でもありますが、ふたりの出会いとその日のできごとが、高木さんの心理とともに描かれていて、まるで短篇小説を読むようでした。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/009.html




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