20230429

明日まで。

通信講座|古道具坂田と私3|青井義夫|坂田さんと「もののあはれ」
https://store.kogei-seika.jp/products/1041

青井さんから……ノスタルジーを誘う坂田さんのお店の佇まいに惹かれ訪ねてから、もう50年余りの月日が経ちました。  中に入ると、いつも大きな籠に一叢の野花と弥生などの土器に一輪の花が投げ入れてありました。  折々に訪ねては、まずは定番の英国の銀のスプーン選び、ロマネスク時代のキリスト教美術の残欠など、主に西欧中世の品々を求める事が多かったです。  時には、あたたかみのある李朝中期の白磁、大らかで、かつ繊細な桃山時代を象徴する辻ヶ花もあり、そんな折りは、民芸館の秋草の壺や、武蔵野図屏風の一部を切り取った様なそば猪口を感嘆し合ったのも懐しく思い出します。  坂田さんの感性の基調には、諸分野を超え、日本美術の核心にある平安時代以来の「もののあはれ」が共通して息づいている様に思われます。





20230427

もうすぐ中国語(簡体字)版が刊行されるので、著者の李さんと打合せでした。「梨洞」にしかながれていない時間を、今日も経験することができました。

李鳳來『李朝を巡る心』
https://store.kogei-seika.jp/products/87

李朝の器物はなぜ美しいのか、それは、傲慢なところがないから──長年、青山で朝鮮の古美術をあつかう名店をいとなみながら「骨董趣味が好きになれない」という著者が、李朝にひかれてしまう人々をあたたかく、李朝への思いを熱く綴った本です。そのまっすぐな文章をはじめて読んだとき、すぐに、「これは本にしなければ」と思いました。とともに、骨董や工芸の本をつくることの意味に気づくこともできました。李朝の工芸にひかれる方はもちろんですが、骨董にあまり関心をもてないという方にも、読んでもらえたらうれしいです。「文は人」とはこのことか──という名文です。





20230426

公開しました。最終回でした。

通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ33|新約篇13|受難伝5|復活
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kanazawa-e33

金沢さんから……「キリスト教美術をたのしむ」の講座をはじめたのは2015年3月24日でしたから、ちょうど8年になります。あっというまのような気もしますが、いろんなことがあった8年間でした。毎月みなさんとお会いできるこの場は、私にとって勉強の機会であり、癒しの場でもありました。通ってくださったみなさまと、支えてくれたスタッフには感謝しかありません。最後の回なので、「復活」にしました。磔刑に処されたキリストが、3日後によみがえり、復活する。死と再生、昇天までの物語を、いつものように中世美術を中心にみてゆきます。





20230423

福岡では撮影ひとつと打合せひとつ。ともに大濠公園のそば、というかほとりだった。あいまに、福岡市美術館の松永耳庵コレクション室へ。昔特集をつくったので(『芸術新潮』2002年2月号)、時間があるとよりたくなる。藺草の小さな葛籠(平安時代)がよかった。







20230422

大分から博多へ。大分の夜はたのしく、昼の撮影もすてきなものばかりでした。みなさんありがとうございました。『工芸青花』次号の取材。心洗われています。





20230420

公開しました。

通信講座|古道具坂田と私5|土田眞紀|as it is と「あるがまま」
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-sakata-e05

土田さんから......いまから30年近く前にある雑誌で古道具坂田の紹介記事を見てどうしても訪れたくなり、それ以来東京に行くたびに訪ねました。当時は美術館の学芸員で、柳宗悦の展覧会を企画することになって坂田さんと話していた時に、柳の晩年の草稿に「只麼(しも)」という言葉が出てくること、それは禅語で「あるがまま」という意味で坂田さんが千葉県茂原に開設された美術館 museum as it is の名の由来であることを教えていただきました。その会話があまりにもさりげなかったこと、また私にとってその後幾度となく反芻する問いとなったことをいま思い出しています。



20230420

デザイナー米山菜津子さんの連載、更新しました。

工芸時評|2|行きつ戻りつ
https://www.kogei-seika.jp/blog/yoneyama/002.html

〈ところで、2000年代のコンパクトデジタルカメラはプロダクトデザインも興味深い。(略)instagramでその頃のカメラ情報を見ることができると友人に教えてもらったのだが、なぜかタイのアカウントが多く見つかる〉

photo:米山菜津子





20230419

青花の会では通信販売をおこなっております。この4月より、通販サイト(seikashop)をリニューアルしました。よろしければ御利用ください。
https://store.kogei-seika.jp/





20230416

古昨日は、青柳恵介さんの講座「骨董の散歩道」の最終回でした(於日本橋「壺中居」)。主題は「根来塗(ねごろぬり)」で、歴史解説、名品鑑賞、そして日本の漆工が縄文・弥生にあり、古墳・奈良時代になく、平安以降ふたたびあらわれるのはなぜかとの問いでしめくくる、充実した回でした。
https://store.kogei-seika.jp/products/941

〈講座後、壺中居の方々の御厚意で、ゆかりの地富山より届けられた酒肴による打上げ(青山二郎ほかの旧蔵品にかこまれながら)という、望外のよろこびもありました。

青柳さんも愛読したという、壺中居創業者・廣田不孤齋(1897-1973)の自伝『歩いた道』は、骨董という文化のなりたちと、(本来的)まっすぐさを知ることのできる名著だと思います。

ありがとうございました。







20230415

古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は宋白磁瓶。随想は「小林正樹監督のこと」続篇です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/026.html

〈学長の今村昌平さんにより「日本映画の発見」シリーズ第1回に選ばれた小林正樹監督に会うために、日本映画学校へ出かけて行きました。手にはポスターの案を持って……〉

高木さん監修の骨董通販サイト seikanet も公開しました。今回は「花の器」特集。土師器、須恵器、ローマングラスほか、花をさそう器がそろいました。
https://kogei-seika.net





20230414

公開しました。

通信講座|工芸と私25|多治見武昭|パリ・工芸・サカタ
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e25

多治見さんから……パリにお店を開き、6年が経ちました。日本の現代作家が作った食器と、古道具を扱っています。  フランス人と日本人の間には、実際、どのような「好みの違い」があるのでしょうか。良く言われる通り、オブジェとして食器を捉え、実際に使うことはないのでしょうか。と、なると、やはり日用品ではなく美術品として食器を販売するべきなのでしょうか。しかし実際はそう単純なことでもなさそうなのです。そんなパリについての色々を、質疑応答も混じえ、お話できればと思います。  パリの蚤の市で買物をしていると「君は日本人か? だったらサカタを知っているか?」と嬉しそうに話しかけられることがままあります。なぜ坂田さんはパリの業者さんから重要な存在として覚えられているのでしょうか、それはただただたくさん物を買っていたからだけなのでしょうか。そんなお話も出来ればと思います。



20230413

公開しました。

通信講座|古道具坂田と私4|尾久彰三|励ましと思い出
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-sakata-e04



20230413

公開しました。

通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ32|新約篇12|受難伝4|磔刑
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kanazawa-e32



20230409

今日は相模湖畔へ。物撮りでしたが、晴れてよかった。

https://store.kogei-seika.jp/products/4





20230406

『工芸青花』次号(19号)の取材で、今週、来週は関西です(一度かえります)。





20230405

公開しました。今年もたのしみです。

■青花の会|骨董祭2023
□ 6月9・10・11日@√K Contemporary(神楽坂)
*9日は内覧会(青花会員及び御招待者)・販売有
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2023.html

photo:奥山晴日





20230401

古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は時代網代小箱。随想は「小林正樹監督のこと」。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/025.html

高木さん監修の骨董通販サイト seikanet は今晩19時公開です。
https://kogei-seika.net




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