20230630

はじまりました。

■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□監修|夏至
□出品|梶原靖元/陶 加藤尚子/硝子 高田晴之/漆 津田清和/硝子 濱野太郎/染織 林友子/額装 深澤彰文/陶 藤井繭子/染織 宮下香代/軸装 村田匠也/陶
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html





20230628

今週末から。実力ある作家たちの、「夏至」的作品がそろいました。

■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□監修|夏至
□出品|梶原靖元/陶 加藤尚子/硝子 高田晴之/漆 津田清和/硝子 濱野太郎/染織 林友子/額装 深澤彰文/陶 藤井繭子/染織 宮下香代/軸装 村田匠也/陶
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html

夏至の宮田法子さんと長時間話したとき、終りのほうで、「重心」という言葉の独特なつかいかたに気がつきました。作品の重心、空間の重心、ファッションの重心、風景の重心……宮田さんは色やかたちや素材よりもまず「重心」を(おそらくさほど意識なく)みている人で、それを把握する感覚、仕方が独特なのだと思います。だから「夏至」的作品になる。そこもみどころです。





20230626

公開しました。理想と現実の距離が近い(この分野では稀有なことと思います)、とてもよいお話でした。

通信講座|工芸と私26|土屋美恵子|よい布ってなんだろう
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e26

講師|土屋美恵子 TSUCHIYA Mieko 新潟県生まれ。旅館を営む母の着物姿を毎日見て育つ。20代の後半、ものづくりをして生きていくという道があることに気がつき、京都で染織の基礎を学び以後独学。2006年、奈良市にて「つちや織物所」を開設し暮らしの道具を作り始める。かねてから古いもの・古い布に惹かれ、なにが自分を惹きつけているのかを折々に考えていたが、自分なりにその理由に行き着き、2013年から「奈良 木綿手紡ぎの会」を始め、奈良で採れた綿花からの布作りに取り組んでいる。

土屋さんから|いい布、魅力のある布ってなんだろうか、そして現代において手織りをする意味はどこにあるのかとずっと考えてきました。その答えは未だ定まりませんが、答えにつながる要素のいくつかは見つけることができたと思っています。いい布に近づくための回路として始めた「奈良 木綿手紡ぎの会」の活動や、繊維としての木綿のこと、畑での栽培のこと、ワタから布ができるまでをご紹介しつつ、日常とは少し違う目線で布そのものについて、眺めたり感じたりする時間になればと考えています。



20230618

先週日曜はオオヤミノルさんと堀部篤史さんの対談「店と本と時代と」でした。言行不一致でもいい、行動ABに矛盾があってもいい、ただし、AとBを両立させる論理──オオヤさんのいいかたでは「接着剤」──はきちんと明かすべきだろう。ごまかさず、きれいごとでなく、との言葉が共感をあつめました。よい会でした。後日、通信講座として公開します。
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-68

つぎの催事は以下、来週末からです。

■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□監修|夏至
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html

「生活工芸」とは、2000年代に前景化した生活文化の一潮流で、個人作家の作品が主ですが、彼ら彼女らをささえたのは、各地に点在する個人経営のギャラリーでした。長野市、善光寺参道にある「夏至」もそのひとつで、しかも2002年の開廊以来、カラーをまもりぬいている──ようにみえます。いうまでもなく生活文化の流行はめまぐるしく、よくもわるくもながされる人々が多いなかで、「夏至」の宮田さんが、この20年間手ばなさずにいるものはなにか、それが知りたいと思いました。







20230622

葛のやわらかさには仮初めの感があります。夏越の祓いの時期に作られる「水無月」 は餅製が多いのですが、あえて葛で拵えて、もてなしの菓子としたもの。(木村宗慎『一日一菓』より)

菓|葛水無月/末富(京都四条烏丸)
器|祥瑞反鉢(明時代末/遠州蔵帳所載/藤田家伝来)

seikashopでは、ロマネスク、一日一菓、nakaban作品の絵葉書を販売しています。
https://store.kogei-seika.jp/collections/15





20230621

聖人の説教をきく魚たち。アッシジ、サン・フランチェスコ聖堂下堂のステンドグラス。

seikashopでは、ロマネスク、一日一菓、nakaban作品の絵葉書を販売しています。
https://store.kogei-seika.jp/collections/15





20230620

先日、2講目の「フレスコ」実習でした。煉瓦に下地(モルタル)をぬるところから。そこに水でといた顔料で描いてゆきます(しみこんでゆきます)。手本はカタルーニャ・ロマネスクの「神の手」。講師の金沢百枝さん、画家の今村友宣さん、ありがとうございました。次回は「テンペラ」です。

実習|金沢百枝監修|西洋中世美術の技法|全5回
https://store.kogei-seika.jp/products/1042





20230618

青花茶話(ポッドキャスト)公開しました。今月末から「『夏至』的生活工芸」展(以下)をおこなうにあたり、ギャラリー夏至の宮田法子さんにお話をうかがいました。
https://www.kogei-seika.jp/blog/sawa/index.html

■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
*6月30日は青花会員と御同伴者1名のみ
□監修|夏至
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html

「生活工芸」とは、2000年代に前景化した生活文化の一潮流で、個人作家の作品が主ですが、彼ら彼女らをささえたのは、各地に点在する個人経営のギャラリーでした。長野市、善光寺参道にある「夏至」もそのひとつで、しかも2002年の開廊以来、カラーをまもりぬいている──ようにみえます。いうまでもなく生活文化の流行はめまぐるしく、よくもわるくもながされる人々が多いなかで、「夏至」の宮田さんが、この20年間手ばなさずにいるものはなにか、それが知りたいと思いました。

写真提供|夏至





20230617

seikashopの特集、更新しました。講座等の催事もここからお申込みいただけます。
https://store.kogei-seika.jp/





20230617

古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は古いボーリングの球。随想は「小林正樹監督のこと6」です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/030.html

〈設計士は敷地を測り、地盤を確かめ、辺りを写真に撮っています。近所の住民が遠巻きに、この十数名の集団を眺めていました。私は、その人たちの目や態度に、好奇心だけではない、棘の様な視線と冷淡さを感じていました〉

高木さん監修の骨董通販サイト seikanet も公開中。「夏の骨董」特集です。
https://kogei-seika.net



20230613

青花の会骨董祭、無事終了しました。今年も熱く、すてきな3日間でした。みなさまに感謝申上げます。
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2023.html

つぎの催事は18日、オオヤミノルさんと堀部篤史さんの対談「店と本と時代と」です(おかげさまで満席になりました。後日通信講座として配信します)。オオヤさんのコーヒーもたのしみです。
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-68

月末からは「『夏至』的生活工芸」展です(6月30日−7月4日@工芸青花)。先週、長野市のギャラリー「夏至」をたずね(写真)、代表の宮田法子さんのお話をうかがいました(近々ポッドキャスト配信します)。「夏至」と他ギャラリーとのちがいはなにか、「絶対『夏至』感」とでもいうべきもの/ことのゆえんをたずねました。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html

あらたな催事です。

■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日@工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
*7月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html

■講座|工芸と私70|毛涯達哉|古代文物と精神分析
□7月28日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-70

引続き、よろしくお願いいたします。





20230611

「青花の会|骨董祭2023」、本日最終日です(11−17時)。各出店者の推奨品2点目(今日から販売。詳細はインスタグラムのハイライトで御覧ください)。推奨品にかぎらず、各ギャラリーの選品、陳列、すなわち古美術にたいする姿勢/思想をみることができます。ぜひおはこびください。写真5点目は、別会場で開催中の「青花磁器と茶の湯」展。さまざまな地域、時代、種類の染付磁器を通覧できます。

■青花の会|骨董祭2023
□6月10日(11-19時)+11日(11-17時)
□会場|√K Contemporary(牛込神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2023.html

出展|井上オリエンタルアート日本橋 大塚美術 花元 画室 加島美術 神ひとケモノ 工藝丹中 古童 古美術うまのほね 古美術川﨑 古美術京橋 古美術小林 古美術陣屋 古美術天宝堂 古美術肥後 古美術藤島 古美術三樹 古美術山法師 古美術28 四方堂 志村道具店 世田谷八木 草友舎 となりのトトや 中上 秦志伸 前坂晴天堂 利菴アーツコレクション gallery uchiumi IMADO LAPIN ART SEKIGAWA FINE ART Swallowdale Antiques
https://www.instagram.com/kogei_seika/

■展示|青花磁器と茶の湯
□6月10日(11-19時)+11日(11-17時)
□会場|工芸青花(神楽坂一水寮)
□監修|木村宗慎(茶人)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/img/issuiryo_map_b4.jpg













20230610

「青花の会|骨董祭2023」はじまりました。昨日は内覧会でした。今日明日、あらたにならぶ品々もありますので、ぜひおはこびください。

■青花の会|骨董祭2023
□6月10日(11-19時)+11日(11-17時)
□会場|√K Contemporary(牛込神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2023.html

出展|井上オリエンタルアート日本橋 大塚美術 花元 画室 加島美術 神ひとケモノ 工藝丹中 古童 古美術うまのほね 古美術川﨑 古美術京橋 古美術小林 古美術陣屋 古美術天宝堂 古美術肥後 古美術藤島 古美術三樹 古美術山法師 古美術28 四方堂 志村道具店 世田谷八木 草友舎 となりのトトや 中上 秦志伸 前坂晴天堂 利菴アーツコレクション gallery uchiumi IMADO LAPIN ART SEKIGAWA FINE ART Swallowdale Antiques

また今日からは、別会場(神楽坂一水寮)で、茶人・木村宗慎さん監修・出品による青花磁器の展示もおこないます。

■展示|青花磁器と茶の湯
□6月10日(11-19時)+11日(11-17時)
□会場|工芸青花(神楽坂一水寮)
□監修|木村宗慎(茶人)











20230606

無事に本が納品され、昨日今日、各地の販売店や御予約の方々へ発送しました。seikashop の写真も差しかえました。今日6日は坂田さんの月命日。もう7ヶ月、考えない日はありません。

『古道具もの語り』
著者|坂田和實
発行|2023年5月25日/新潮社青花の会
A4判横本/麻布張り上製本/函有/カラー64頁
https://store.kogei-seika.jp/products/book-sakata-1

〈東京目白にあった「古道具坂田」(1973-2020)は、骨董商の坂田和實さん(1945-2022。著書に『ひとりよがりのものさし』等。「museum as it is」創立者)がいとなんでいた店で、その質素な構えに反して、とくに1990年代以降は、分野も世代も国境もこえて多くの人々の心を照らし、ときには人生観までかえてしまうような店でした〉(『工芸青花』18号特集「古道具坂田とmuseum as it is」より)

本書『古道具もの語り』は、2014年から19年まで東海道新幹線の車内誌に連載された記事(病気により中断)をまとめたもので、2022年になくなった坂田和實さんの遺著です。名著『ひとりよがりものさし』(2003年刊)の続篇的内容でありつつ(単著はこの2冊のみ)、約20年の歳月が、えらぶ物や、文章の色あいをかえています。
 連載時の撮影にさいしては、物の配置や背景、構図なども提案していたという坂田さん。病床で、最後まで仕上りを気にしていたのも本書でした。
 骨董、工芸界にとどまらず、現代日本の生活文化に大きな影響をあたえた「眼の人」の、いつものようにかろやかで、芯のある、最後のメッセージです。









20230604

はごたえありました。1階の「無釉のやきもの」室も視点が新鮮かつ選品もみごとでした。写真は李朝の折本。以前みてわすれがたく、再見できて幸いでした。





20230603

はじまりました。初回は「モザイク」でした。ガラス、石そのものの美しさ、荒木先生の技術──今後、古代や中世のモザイク画の見方がかわりそうです。次回は「フレスコ」。

実習|金沢百枝監修|西洋中世美術の技法|全5回
https://store.kogei-seika.jp/products/1042









20230602

seikashop(通販サイト)の特集を更新しました(6月-1)。三谷龍二さんの本、坂井咲子さんの器など、あらたな商品も掲載しています。よろしければ御覧ください。
https://store.kogei-seika.jp/





20230601

古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は手付時代竹籠。随想は「小林正樹監督のこと5」です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/029.html

〈監督に案内され、絹代さんが晩年を過ごした住まいを訪れました。(略)海岸(断崖)に建つ家で、居間の一面は大きなガラス窓でした。窓から見えるのは海と空だけ、杉本博司氏の写真「海景」そのままの景色です。此処で、天涯孤独であった往年の大女優田中絹代が、(お手伝いさんはいたとしても)晩年をひとりで暮らしていたのかと驚きました〉

高木さん監修の骨董通販サイト seikanet は本日19時公開です。
https://kogei-seika.net




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