20190113

高木崇雄さんのブログ「工芸入門」更新しました。今回はメキシコでヤクルトをのむ話です。ヤクルトの容器は剣持勇のデザインです。
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〈デザインと工芸を結びつける、という試みは各地で行われていますが、往々にして産地にすでに名のある他分野のデザイナーを連れて行き、地域で伝統的とされる模様を投影した日用品を作り、人目に付く場所や媒体で発表する、といったことで終わってしまう。それは記号と記号を組み合わせているに過ぎない〉
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数日まえ、「工芸には批評らしい批評がない(研究、紹介、宣伝はあるけれど)」という話を何人かでしていました。私は、高木さんの「工芸入門」は、(批評とはなにかはひとまずおくとして)この時代に稀な批評的文章だと思っています。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/024.html
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写真はメキシコのブリキ絵です(1843年。高木さんといえばブリキ絵です)。ある建築事務所の旅行についていったとき、メキシコシティの骨董屋で買いました。ときどき青花の展示室にかけています。





20190111

かつて45Rのデザイナーの井上保美さんのお話をうかがったとき、印象的だった言葉があります。〈Tシャツとデニムをかっこよく着たい、というのが、いまもかわらない考えです。Tシャツもファイブポケットのジーンズも、世界中の人が着ていて、かたちもほぼおなじで、普遍的な服の姿と思うから〉(『工芸青花』7号)。つまりかたちの「こたえ」はもうでている。あとは糸・染・織に工夫をこらして(ふつうではない熱意をそそいで)、機能と作用(心理的作用)をかねそなえた、「ふつう」で「かっこいい/心地よい/ふつうではない」Tシャツとジーンズをつくりつづける。
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生活工芸派の器もおなじだと思いました。つかいやすい器のかたちの「こたえ」は(さすがに)もうでている。いさぎよくそれをみとめて、そこからはじめる彼らがめざしているのは、(生活工芸派的)建築家・中村好文さんの言葉(信条)を借りれば「enkel」です(スウェーデン語。「ふつうで、ちょうどいい」の意)。今月末からはじまる「生活工芸」展では、その「ちょうどいい」とはなにかを考えたいと思っています。
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■展覧会|生活工芸の作家たち2:ふぞろい
□1月31日−2月3日+7−10日@工芸青花(神楽坂)
□出品|安藤雅信(陶)+辻和美(ガラス)+三谷龍二(木工)
*1月31日−2月2日は展示のみ(販売なし)。2月3日は青花会員と御同伴者のみ
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20190101.html





20190109

工藝風向の高木さんと静岡へ。昨日は望月通陽さん、今日は芹沢銈介美術館で取材。望月さんは太い柱のような人。含羞とともに筋をとおしてきた作家の厚みある言葉。芹沢美術館は板倉を改装した簡素な自邸(移築)にいつもみとれます。
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芹沢美術館では「芹沢銈介の収集−世界の仮面と衣装」展開催中(3月24日まで)。
https://www.seribi.jp/index.html
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1月12日から26日まで京橋のギャラリー椿で「望月通陽−TAROT」展開催。
http://www.gallery-tsubaki.net/2019/Michiaki_Mochizuki/info.htm





20190107

あらたな催事のお知らせです。未公開だった1月末の安藤雅信さんの茶会・講座と、2月の催事、3月の金沢百枝さんのイギリス・ツアーの詳細など。
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■茶話会|安藤雅信|淹茶+糧菓:発酵茶会B
□1月31日(木)13時半@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=264
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■講座|工芸と私28|安藤雅信|「生活工芸」と私
□1月31日(木)19時半@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=262
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ44|ロマネスクの宇宙4|ゾディアック叢書
□2月28日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=266
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■展覧会|Anno Domini 2019 ロマネスクと私
□2月28日−3月3日+7−10日+14−17日@工芸青花(神楽坂)
□出品|nakaban
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20190201.html
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■旅行|美術史家・金沢百枝さんとゆくイギリス・ロマネスクの旅
□3月12−18日
https://www.kogei-seika.jp/news/tour2019.html





20190105

年末年始は神楽坂にほぼ日参。たずねてくれる人が何組もいておどろいた(案内できずすみません)。冬の緑はたのもしい。もっとおおわれたらバラガン邸の窓のようになるだろうか。今週10日(木)、神楽坂一水寮で講座です。よろしくお願いします。
……
■河島思朗|ギリシア・ローマ神話38|ヘラクレス|12の難行その1
□1月10日(木)18時半@一水寮悠庵(神楽坂)
「獰猛な野獣や怪物に挑むヘラクレス。悲劇に見舞われながらも難行に立ち向かい、克服していく英雄の神話を読み解きます」
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=260





20190103

1月の催事です。
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■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話38|ヘラクレス|12の難行その1
□1月10日(木)18時半@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=260
……
■講座|金沢百枝|ロマネスクへの旅|イギリス篇
□1月23日(水)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
*3月のツアーの説明会もかねています
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=261
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■展覧会|生活工芸の作家たち2:ふぞろい
□1月31日−2月3日+7−10日@工芸青花(神楽坂)
*1月31日−2月2日は展示のみ(販売なし)。2月3日は青花会員と御同伴者のみ
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20190101.html
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写真は『芸術新潮』2007年イギリス・ロマネスク特集より「けん玉ドラゴン(金沢さん命名)」と「蜘蛛の巣掃除」。なつかしい。すぐれた歴史家ふたり(金沢百枝さんと小澤実さん)にみちびかれつつロマネスクの記事をつくりつづけています。ローカルなもの(西欧中世キリスト教美術)をべつのローカルな(たとえば古道具坂田的)観点でみつづける。そこで気づく(気づこうとしている)のは人間がつくるものはグラデーション的で、おなじではないがばらばらでもないこと。古道具的(古美術的=分断的=民藝的ではない)考えかた。as it is 的世界。







20190101

あけましておめでとうございます。やりたいことははっきりとあるので、今年はすこしでも(ほそくても)ながくつづけられるように、会員、関係者のみなさんの力をお借りしつつ、経営的なことにもつとめたいと思います。よろしくお願いします。編集部の仕事始は7日(月)です。写真はイタリア、ヴィテルボの陶器博より(『工芸青花』次号11号の編集作業中)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4




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