20250925
「シェーカーの椅子」展、2日目はじまりました(今日まで青花会員限定日。明日から一般公開日です)。─
モダンデザインにも大きな影響をあたえたシェーカー家具ですが、19世紀のオリジナル品は、市場はもちろん展示等でも眼にすることは稀です。それが50脚もならぶ今展、ぜひ多くの方に御覧いただけましたら。
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9月27日まで、出品者ARTISTSANのカフェ・スタッフが、会場でおいしいコーヒーをだしてくれています(無料)。めずらしい豆もあり、こちらもぜひ。
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■展覧会|シェーカーの椅子
□9月24日-10月6日|12-18時|青花室(神楽坂)
□出品|費雲飛(ARTISTSAN/阿特森)
*9月24・25日は青花会員限定
*9月30日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_2.html
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■講座|工芸と私86|鞍田崇|道具と哲学
□10月2日(木)18時半@青花室
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-86


20250924
「シェーカーの椅子」展、設営終りました。明日あさって(24・25日)は青花会員限定、一般公開は26日(金)からです。出品者のフェイさんはカフェオーナーでもあり、杭州からスタッフがきてくれて、今回とくべつに「シェーカー・カフェ」のコーナーもつくりました(9月27日まで)。オリジナルのシェーカーチェア(19世紀)をながめながら、おいしいコーヒーをのむことができます。─
■展覧会|シェーカーの椅子
□9月24日-10月6日|12-18時|青花室(神楽坂)
□出品|費雲飛(ARTISTSAN/阿特森)
*9月24・25日は青花会員限定
*9月30日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_2.html
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今日は建築家の中村好文さんも、26日のトークの打合せで会場をおとずれていました。シェーカー好きでは人後におちない、シェーカー歴50年以上の中村さんから「よくあつめたねえ」「日本でもアメリカでもこれだけの椅子を一度にみることはできないよ」と声をかけられ、フェイさんもうれしそうでした。
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26日のトークは満席ですが、以下も今展の関連講座で、参加者募集中です。
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■講座|工芸と私86|鞍田崇|道具と哲学
□10月2日(木)18時半@青花室
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-86




20250922
「坂田和實の眼|スリップウェア」展、今週水曜(9月24日)から後期展示です。どなたでも御覧いただけます(予約制)。─
■展覧会|坂田和實の眼|スリップウェア
□9月24日−10月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*予約制/9月30日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202507.html
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日本で「スリップウェア」というとおもに英国近世のやきものを指し、人物や動物文など鑑賞用の飾皿と、縞文はじめ抽象文の実用品(パイ皿)があります。彼地にさきがけ後者を美的に評価したのは日本人であり、代表はふたり、1920年代の柳宗悦と、1980年ごろの坂田和實でした。ことに骨董界における坂田さんの功績は大きく、(いまとなっては信じがたいけれど)スリップウェアが日本でほとんど売れなかったころから、こつこつと、抽象文の名品を日本に入れつづけました。今展は、坂田さんが請来したスリップウェア十数点ほか、欧州中世陶器や家具、コプト裂など西洋工芸を中心に、美術館 as it is の蔵品と古道具坂田由来の品々約60点を展観します。




20250921
今日は、シェーカー展の展示作業と並行して、『工芸青花』の新刊21号の発送作業をしていました。気の張る、しかも力仕事でもある作業を手伝ってくれたみなさん、ありがとうございました。明日22日、まずは青花会員にゆうパックで発送します。通販もはじめました。各地の販売店にも、はやいところでは週末ごろにはならぶと思います(販売店募集しています)。─
『工芸青花』21号
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-21
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〈シェーカーチェアはシェーカー教団によって生み出されました。神学者トマス・マートン(Thomas Merton)の言葉を借りれば、「シェーカーチェアが特別な魅力を放つのは、それを作った人々が、そこに天使が腰掛けるかもしれないと信じていたから」です〉(費雲飛「今展によせて」より)


20250920
編集者・井出幸亮さん(『Subsequence』編集長)の連載「雑誌を海へながす」更新しました。第4回は「写真の青春」(『カメラアート』1935年11月号)。https://www.kogei-seika.jp/blog/ide/004.html
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〈1935年の月刊写真雑誌『カメラアート』11月号表紙、いかにも「モダン」な断髪女性の横顔ポートレートを撮影したのは写真家・木村伊兵衛、デザインを手掛けたのはグラフィック・デザイナー原弘。この当代日本における最高峰のクリエイター・コンビが、陸軍参謀本部の傘下で設立された国策宣伝プロダクション・東方社の「写真部長」と「美術部長」にそれぞれ就任し、対外宣伝グラフ誌『FRONT』を創刊するまであと7年〉
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井出さんも参加し、やはり「雑誌」をテーマに、「うつわ」という切口で「時代」を再評価するこころみ、第2回の募集はじめました。
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■公開会議|生活工芸の100年:「雑誌」と「うつわ」とその時代2|1946-70年:前衛とクラフト|井出幸亮+中村裕太+花井久穂 □10月20日18時@青花室(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-seikatsu100-02

20250917
骨董通販サイト「seikanet」更新しました(月2回更新)。今回は「考古・宗教美術」特集です(9月30日まで)。─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-104
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seikanet の監修者は青花ブログ(以下)でもおなじみの古美術栗八・高木孝さん。出品者は高木さん推薦の骨董商です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_shin/001.html

20250917
ドイツ・ロマネスク取材の旅も明日まで。今日はフランクフルトへの帰途、通訳のYさんの提案で、マインツの聖シュテファン聖堂に立ちよりました。シャガールとその工房によるステンドグラスの青に、思いがけず心打たれ、立ちさりがたく思いました。すこしさきになりますが、『工芸青花』で特集します(ロマネスク)。─
10月の催事、11月の一部催事を公開し、募集等はじめました。以下より御覧いただけましたら。
https://www.kogei-seika.jp/



20250915
ドイツ・ロマネスクの取材をつづけています。だれもいない教会。「黒い森」へ。ロマネスク的。すこしさきになりますが、『工芸青花』で特集します。─
10月の催事、11月の一部催事を公開し、募集等はじめました。以下より御覧いただけましたら。
https://www.kogei-seika.jp/



20250914
ドイツ・ロマネスク取材も後半です。朝(こうのとり)、昼(やつれ美)、夕(アーチ・円柱・祈り)。例によって雨の日もありますが、無駄足をおそれず歩くようにしています。すこしさきになりそうですが、『工芸青花』で特集します。─────
10月の催事、11月の一部催事を公開し、募集等はじめました。以下より御覧ください。
https://www.kogei-seika.jp/



20250912
編集者・井出幸亮さん(『Subsequence』編集長)の連載「雑誌を海へながす」更新しました。第3回は「アメリカの影」(『NOW』1973年秋の号)https://www.kogei-seika.jp/blog/ide/003.html
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〈男性ファッション&カルチャー誌『NOW』1973年秋号の表紙は、頭から尻尾まで「アメリカ」一色である。しかし、湯村が自身のスタジオの様子を描いたこのイラストに描かれたアメリカには、60年代半ばからこの当時まだ続いていただろうヒッピーも長髪もベルボトムもドラッグも、ベトナム反戦運動の影も見当たらない〉
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井出さんも参加し、やはり「雑誌」をテーマに、「うつわ」という切口で「時代」を再評価するこころみ、第2回の募集はじめました。
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■公開会議|生活工芸の100年:「雑誌」と「うつわ」とその時代2|1946-70年:前衛とクラフト|井出幸亮+中村裕太+花井久穂
□10月20日18時@青花室(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-seikatsu100-02

20250912
ドイツ・ロマネスク取材の旅も折返し。朝/移動/撮影/移動/夜、のくりかえしで、しかも対象が中世美術/建築にかぎられているので、浮世がどんどん遠くなります。


20250910
10月の展観です。─
■展覧会|我谷盆
□10月17・18・19日|12-18時|青花室(神楽坂)
*10月17日は青花会員限定
□出品|小松義宜(honogra)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202510.html
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我谷盆(わがたぼん)とは江戸時代から昭和前期まで石川県我谷(わがたに)村(現・加賀市)でつくられていた木の盆/器で、木工家・黒田辰秋(1904-82)がいちはやく評価したことや、素朴で類のない作風が好まれ、現代でも「我谷盆」と称する作を手がける木工家はすくなくないのですが、その実像はよくわかっていません。1995年刊の『山中町史―現代編』にはこうあります。〈江戸時代初期以来、我谷村では木端へぎを副業とする人が多く、特に冬仕事の余暇に盆、椀、皿を作り近郷に販売していたが、このような生活用具の一つとして作られた木地盆を一般に我谷盆といい、地元では「太助盆」とよんでいる。/地元の栗材を用いて、丸太を輪切りにする素朴な製法で、丸のみで平行線を鮮明に刻み、素朴な中にも美しい装飾となっているのが、この盆の特徴といわれている〉
『工芸青花』の新刊21号では、小松義宜さん(骨董商/honogra)の協力により「我谷盆」特集を組みました。その刊行記念展です(販売有)。我谷盆の古作三十数点をまとめて紹介する機会は稀と思います。ぜひおはこびください。


20250909
「骨董:新星」展、終了しました。来場いただいたみなさん、監修の安東さんほか出品者のみなさん、ありがとうございました。「新星」というテーマに果敢にいどむ若き骨董商たちの姿に、背筋がのびる思いでした。─
■展覧会|骨董:新星
□9月5・6・7日(金土日)|12-18時|青花室(神楽坂)
□監修|安東敬三(花元)
□出品|うつわと古物 幹/花元/逆光/古美術うまのほね/古美術 錫/古物 豊島/志村道具店/髙谷/直感とテレパシー/トトトト/白鷺洞/南方美術店/吉川古道具/COUBOU/IMADO/LAPIN ART/objects
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_1.html
─────
*締切が近づきました。明日9月10日までに『工芸青花』の定期購読(以下)にお申込みいただくと、次号21号からお届けします(それ以後は22号から)。21号は9月末刊。内容は、オーベルニュ地方を旅した「フランス・ロマネスク」、昨年の倉庫花会を記録した「川瀬敏郎─始源の記憶」、現地をたずね、稀少な古作を紹介する「我谷盆」、歿後、欧州の知人たちに取材した「古道具坂田への旅」(新連載)など。よろしくお願いいたします。
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■青花の会|入会受付/『工芸青花』定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
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7日から、取材でドイツにきています。美術史家・金沢百枝さんとのロマネスク取材は20年ほどつづけていますが、じつはドイツははじめて。今回はおもに南、バイエルン州をめぐります。
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写真はミュンヘン上空の日の出、バイエルン州立博の常設展(森林ガラス)と企画展(エルンスト・ガンペル)、国がちがっても、はじめてでもやはりなつかしい気がするロマネスク聖堂。




20250906
2日目はじまりました。写真は今朝の会場です。神楽坂はよく晴れました。気温も30度くらいです。「新星」展にふさわしく、買いやすい品物もそろっています。監修の安東さん(花元)はじめ、出品者の半数ほどが在廊しています。名札をつけていますので、ぜひお声がけください。─
■展覧会|骨董:新星
□9月5・6・7日(金土日)|12-18時|青花室(神楽坂)
□監修|安東敬三(花元)
□出品|うつわと古物 幹/花元/逆光/古美術うまのほね/古美術 錫/古物 豊島/志村道具店/髙谷/直感とテレパシー/トトトト/白鷺洞/南方美術店/吉川古道具/COUBOU/IMADO/LAPIN ART/objects
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_1.html
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「新星」展の会期中は、同階の以下の展示も御覧いただけます(予約不要/有料/人数制限あり)。
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■展覧会|坂田和實の眼|スリップウェア
□9月24日−10月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202507.html
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写真|平岡花




20250905
はじまりました。出品者別の展示なので、それぞれ(17人)の個性もみどころです。*本日9月5日は青花会員限定日です─
■展覧会|骨董:新星
□9月5・6・7日(金土日)|12-18時|青花室(神楽坂)
*9月5日は青花会員のみ
□監修|安東敬三(花元)
□出品|うつわと古物 幹/花元/逆光/古美術うまのほね/古美術 錫/古物 豊島/志村道具店/髙谷/直感とテレパシー/トトトト/白鷺洞/南方美術店/吉川古道具/COUBOU/IMADO/LAPIN ART/objects
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_1.html
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*展示品の一部は上記サイトおよび出品者のインスタグラム、青花のハイライト等でみることができます
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「新星」展の会期中は、同階の以下の展示も御覧いただけます(予約不要/有料/入場制限あり)。
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■展覧会|坂田和實の眼|スリップウェア
□9月24日−10月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202507.html

20250903
今週末から。設営中です。300点強がならびます。〈経験の浅い古美術商の多くは、懐に余裕があるとは言いがたく、当然ながら在庫も少ない。だからこそ、物との一瞬一瞬の出会いを大切にし、たとえ古板1枚、陶片一つであっても、その真髄を見逃さず、真摯に向き合う。(略)"襤褸は着てても心は錦!"と言わんばかりに〉(安東敬三「今展によせて」より)─
■展覧会|骨董:新星
□9月5・6・7日(金土日)|12-18時|青花室(神楽坂)
*9月5日は青花会員のみ
□監修|安東敬三(花元)
□出品|うつわと古物 幹/花元/逆光/古美術うまのほね/古美術 錫/古物 豊島/志村道具店/髙谷/直感とテレパシー/トトトト/白鷺洞/南方美術店/吉川古道具/COUBOU/IMADO/LAPIN ART/objects
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202509_1.html
*展示品の一部は上記サイトおよび出品者のインスタグラム、青花のハイライト等でみることができます
─────
「新星」展の会期中は、同階の以下の展示も御覧いただけます(予約不要/有料/入場制限あり)。
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■展覧会|坂田和實の眼|スリップウェア
□9月24日−10月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202507.html



20250902
『工芸青花』の次号21号は9月末刊です。オーベルニュ地方を旅した「フランス・ロマネスク」、昨年の倉庫花会を記録した「川瀬敏郎─始源の記憶」、現地をたずね、稀少な古作を紹介する「我谷盆」、歿後、欧州の知人たちに取材した「古道具坂田への旅」(新連載)など。9月10日までに定期購読(以下)にお申込みいただくと、21号からお届けします(それ以後は22号から。各種催事に優先入場もできます)。よろしくお願いいたします。─
■青花の会|入会受付/『工芸青花』定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4




20250901
古美術栗八・高木孝さんの新連載「新骨董入門」公開しました。初回は「江戸ガラス蓋碗」。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_shin/001.html
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以下、連載をはじめるにあたり、高木さんからです。
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「これ(骨董)のどこに惹かれ、何が買うきっかけとなったのか」。骨董を買う時に、そんなことを考えて買っている訳ではありません。私の場合、いつも行き当たりばったりで、出会った時、買える時が「買い時」でした。そのスタンスは、初心者だった20代から今も変わりません。直感を信じて買った品から、価値や歴史、楽しみ方を学んできました。 骨董の世界には、買いたいモノだけではなく、どうでもよいモノ(自分には必要のないモノ)も沢山あります。新連載の「新骨董入門」では、買ったばかりの品(当然に手頃な品が中心となります)の「どこに惹かれ、何が買うきっかけとなったのか」を書いてみようと思います。目指すのは「あなたも何か買いたくなる」連載です。
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古美術栗八・高木さん監修による骨董通販サイト「seikanet」も今晩19時更新です(月2回更新)。今回は自由出品(9月15日まで)。
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online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-103.html

