20260330

お菓子と美術史
Sweets and Art History
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「ロマネスクと私たち」展会場では、先月発売してすぐに売切れてしまった「ロマネスク菓子|うさわん2026春」(監修・蓋絵|金沢百枝+製菓|Pasteleria Maravilla)の中身をかえて、予約販売しています(限定50缶)。いまのところ通販の予定はありませんので、よろしければ会場でお申込みください。*明日3月31日は青花室、坂田室とも休廊します

金沢さんから|
ロマネスクの旅が楽しいのは、想像を超えた発見があるから。初めて「うさわん」を見たとき、どんなに胸が高鳴ったか。その持送り彫刻(12世紀)があるイギリス、キルペックの聖堂を紹介するどの本にも「うさわん」は載っていませんでした。まだ見ぬ「うさわん」はどれほどあるだろうと、宝の山を見つけた冒険者のように嬉しくてたまりませんでした。
 ロマネスク・クッキーは、そんなワクワクを共有したくて作りました。作り手は、幼少期からお菓子好きの祖父君に連れられて日本橋や銀座のお菓子を食べ歩いていた Maravilla さん。Ver.2では、うさわんのエスプレッソは香りがふわっと口の中に広がり、フロランタンはキャラメリゼされたアーモンドが香ばしい。ラズベリージャムも手作りです。苺はあまおうの味がぎゅぎゅっと詰まっています。今回の推しはトマトとグリュイエールチーズの塩味クッキー。良質のオリーヴオイルで焼いているので、ぬれ煎餅みたいな不思議な食感、ワインのおつまみに最適です。気分はもう南イタリア。カリッ、パリッ、ムニュっと、まるでロマネスクのように多様な世界がひとつの缶に詰まっています。
 箱を開けたとき、「うさわん」に出会ったときのわたしのように、みなさんのもとにワクワクが届きますように。(金沢百枝/美術史家)

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html





20260329

日曜日
Sunday Flowers
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今日も神楽坂は晴れました。soko gallery(新潮社倉庫2F)、今日までの展示もあるので、よろしければぜひおはこびください(開場時間等は以下で御確認いただけましたら)。

■Café Craftern/工藝文化振興会
■ARTISTSAN GALLERY
■莨室 LiangShi
■神楽坂商店
■Pâte à chou
■1月と7月
■Kaikai Kiki Gallery M Cubed
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3階では以下も開催しています。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html





20260328

春の坂田室
A New Exhibition at Sakata Room
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「坂田和實の眼|古道具もの語り」展、はじまりました。同時開催の「ロマネスクと私たち」展(3階)、また昨日開廊したばかりの7ギャラリー(2階)もあわせてぜひ御覧ください。神楽坂はよく晴れました。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html

■坂田和實著『古道具もの語り』
https://store.kogei-seika.jp/products/book-sakata-1

春、夏、冬に展示替をおこなう坂田室、今年の春期展は、坂田さんの遺著『古道具もの語り』(2023年/新潮社青花の会)所載品を主に、約70点を展観します。

骨董界のみならず、いまでは「利休・柳(宗悦)・坂田」と日本文化の革新者の系譜でも語られる故・坂田和實(「古道具坂田」店主。1945-2022)。彼が創始した「古道具」の美学は、世代、地域をこえてさらにひろがりをみせています。青花の会が運営する「坂田室」は、坂田さんがえらんだ物、のこした物を展示公開することで、彼の美学、思想──「なんともないもの」こそ美しい──にふれる、体感する場になることを願っています。

Kazumi Sakata, the late owner of Antiques Sakata (1945-2022), is recognised as one of the innovators in Japanese culture, alongside figures such as Rikyū and Yanagi Sōetsu, not just within the Japanese antique community but in the world of art and crafts. The aesthetic of ‘antique objects’ that he pioneered continues to flourish across generations and regions. The ’Sakata Room,’ operated by the Kogei Seika, aims to be the space where visitors can engage with and experience his aesthetic and philosophy—that ‘the most ordinary things’ can be beautiful. Visitors can appreciate his aesthetics through the display and public exhibition of carefully selected objects he left behind.
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■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html









20260327

本日開廊
Another new gallery
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soko gallery(新潮社倉庫2階)とともに、すぐそばの一水寮でも、「青花小慢」が今日からはじまりました。茶葉、所作、道具のみならず、風土、歴史からも東アジアの茶文化を知る、ふれることのできるギャラリーです。ぜひおはこびください。

■青花小慢 Tea Experience
東京都新宿区横寺町31 一水寮101(神楽坂)
*月休/金土日は要予約











20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■Kaikai Kiki Gallery M Cubed
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-H

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■1月と7月
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-G

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■Pâte à chou
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-EF

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■神楽坂商店
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-D

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■莨室 LiangShi
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-C

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■ARTISTSAN GALLERY
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-B

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260326

新装開廊
Grand Opening
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7ギャラリーの共演。明日3月27日から。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■Café Craftern/工藝文化振興会
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫 soko2F-A

新潮社創業130周年記念事業|soko gallery
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html





20260323

ロマネスク彫刻と現代
The Influence of Romanesque Art on Contemporary Sculpture
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自由なのに型もあり、しかも「笑い」まであるロマネスクという主題は、だれにとっても一筋縄ではゆかないはずですが、とりわけ彫刻家にとっては、ロマネスク美術の華が彫刻であるだけに、たやすい相手ではなかったでしょう。中澤安奈さんの新作。聖水盤と柱(柱頭彫刻)。青花室をロマネスク聖堂に変容させるこころみ。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html

中澤さんから|
もう場所の名前すら思い出せない。長い道のりをかけて来た。ドイツの村のその小さなロマネスク教会を出ると、麦の穂の大草原が目の前に広がっていた。人ひとりいない。風景に包まれてつい佇んでしまう。自分がここにいる、ということが、とてつもなく不思議だった。この光景をずっと覚えていよう、と心に思った。黄金色の穂が風に揺れ、自分も揺れていた。それが私のロマネスクの原風景になっている。
 ロマネスクに幾度救われてきたのだろう。大学3年生の春休みに友人と二人でフランス・スペインを美術旅行し、初めてアルルのサン・トロフィーム教会に足を踏み入れた時、まるで故郷に辿り着いたような居心地の良さに「そう、こういう場所にずっと来たかったのだ!」と心の奥底から叫び出したくなった。異国にいる緊張感がほぐれ、空間に溶け、深呼吸できた。柱頭の彫刻たちの生き生きした表情からは神様への感謝が伝わってきて、頬が緩んだ。友人が「安ちゃんこういうの好きだよね」と言った。本当に好きだ。
それがロマネスクだと認識したのは、ずっとあとのことになる。
 当時はプラスチックや FRP など新素材のコンセプチュアルな彫刻がもてはやされていて、私はそれがどうしても好きになれなかった。卒業制作が始まると無意識に足は図書館へ向き、世界美術全集ロマネスク篇を開いては眺める自分がいた。ああ、重厚な石がなんと豊かに語っていることだろう! そしてその彫刻はなんて滑稽で味わいがあるのだろう! ごりごりのアカデミックな環境で見るロマネスクは、率直に言って「美術ってこんなんでいいんだろうか?」という感じだ。形は解剖学的におかしいし、ツッコミどころが多すぎる。でも、その彫刻たちは「人間ってそうだよね」と納得させる気がした。愚かで、うまくいかなくて、美しくないものもたくさんあって、それでいて、どうしようもなく愛おしい。──それを認めていいんだ、と思った。
 大学を出たあと、私は卒制買い上げの賞金100万円を持ってロマネスクを巡る旅に出た。ヒッチハイクで村々を回り、電車で隣になった人に泊めてもらったこともあった。ドイツ、フランス、イタリア、スイス、3ヶ月半かけて訪れたのは144のロマネスク教会。辺鄙な土地それぞれの風景を湛えて、ロマネスク教会は立っていた。
 帰国して、金沢百枝先生に手紙を書いた。初めてのファンレターである。とんぼの本ロマネスクシリーズに触発されてできた旅であった。展覧会のお知らせをしたら、恐れ多くも百枝先生は展覧会へ足を運んでくださった。それが今に至っている。
 石を彫る時、古代人と同じ時間の中に身を置いているような感覚になる。その時、私は何者でもない。何者になることも要求されない。産業化された時間から解放され、「神様、この仕事を与えてくださって、ありがとうございます」と心の中が喜びでいっぱいになる。完璧なギリシャ彫刻やエジプト彫刻と違い、てんで理想化されていない人間像からは、「ダメでもいいよ、そのままで、おいで」というイエス様の呼びかけが聞こえてくるようである。〈すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます〉(マタイ11:28)
 いつも心に響いてきた御言葉だ。
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以下も同時開催します。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html







20260322

英国の羊、ギリシアの鳥
A British sheep and a Greek bird
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陶芸家・山田洋次さんの新作です。新作であるだけでなく、新技法(彼にとって)でもあるところに、作家精神の向日性をみる思いです。参照先はロマネスク聖堂の持送り彫刻と、ビザンツ古陶の線刻文様──抽象の名手は具象の名手でもありました。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html

山田さんから|
昨年9月に個展もあって3週間程、英国に滞在し、空いている時間で10ヶ所程のロマネスク教会を見て回りました。建物やその中の細かな装飾も素晴らしく、それを中心とした村も残されている事にも驚きました。
 偶然、教会を修復されてる方に会いました。何百年も残されてきた物を見ていると、その物に圧倒されてしまいます。その人に会った事で、この建物や装飾も人が手で作っていた事を思い出しました。
 僕の仕事は英国古典のスリップウェアへの憧れから始まりました。初めは写しから始まり、その後、模様や釉薬、焼きを変えながら製作を続けてきました。最近は直接的に写す事はせず、古物から感じるノリやテンポと自分を合わせて物を作っています。  今回もその様な普段の仕事の延長線にあります。比較的新しい記憶の中にある、風景、建物、装飾、出会った人を頭に浮かべて、ロマネスクってこんな感じかなあと思って制作しました。
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以下も同時開催します。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html







20260321

紙の教会
Churches made from old paper
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青花室の次回展「ロマネスクと私たち」は来週25日から。設営ほぼ終りました。写真は吉田昌太郎さん作の紙の聖堂。たとえばシエナ派の絵の背景の街並にあるような建物が、ここでも丘におかれているようにならんでいます。販売します。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html

吉田さんから|
古道具屋として、さまざまな国を旅して自由にものを選んできた。そんな私がいつしか古い紙を切り貼りし、「紙の家」を組み立てるようになった。紙に興味を持ち始めたのはいつ頃からだったのか。遡ると2001年に店を始めたすぐ後の2003年に、紙の魅力に惹かれて「紙箱展」を開いた。古道具は全てしまって古い箱だけを飾ったのだ。すでにその頃には紙の虜になっていたのだろう。麻布から恵比寿に移転後は作業机の片隅には無意識ながらも紙の束や箱が集まり、接客の傍ら手を動かし工作をしていた。店内のあちこちに並ぶ古道具の隙間にアクセントとして、何かスパイスを効かせるように、足りない色を添えるように「紙の家」を置いていた。役目を終えた古紙に、再び陽の当たる居場所を与えているように。
 今回「ロマネスク」というお題をいただき、初めてその漠然とした題材に向き合った。自分にとってロマネスクとは、温かい西陽をたっぷりと浴びた重厚な石積みと祈りの音が響き渡る空間を思い起こす。重く揺るがない構造の中に、ひそやかな温もりが宿るイメージ。脳裏に浮かび上がる丘の風景、石畳に葡萄畑、村一番の高さを誇る教会、周辺全体が穏やかなベージュの色を纏っている。そのひとつの建物を思い描きながら、手元に集まる一枚一枚の紙の表情と色を重ね合わせ形を作りあげる。今回組み立てた建物は、ミントのトローチ、帽子、ローソク、服の型紙、ガラスの乾板フィルムなどが収まっていた外箱を解体し、再構築している。貼られたラベルの色や印字された文字をそのまま活かしたものもあれば、繋ぎ目や滲み着いた汚れをそのままにしたもの、化粧紙の下に隠れるわずかな赤みのさす紙、裏面をあえて表面に使ったりとさまざま。約半年間、自分の頭の中のイメージを追い、思うままに手を動かし作り続けた。
 私の想うロマネスクの建物がそこにあり、その周辺の風景があなたにはどう見えるのだろう。建物から広がるそんな景色を、みなさんにも楽しんでいただけたらと思うのです。
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以下も同時開催します。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html





20260318

昨日、新潮社からも告知がありましたが(以下)、3月27日(金)より、倉庫2階を新装開廊します。
https://www.shinchosha.co.jp/special/soko/

■創業130周年記念事業|新潮社の出版倉庫が美術・工芸のギャラリー棟に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002749.000047877.html

これまで、3階の青花室、坂田室はときどき開廊という感じでしたが、2階の各ギャラリー(以下。多士済々です)はいつも(だいたい)開いていることになります。

■Café Craftern/工藝文化振興会
■ARTISTSAN GALLERY
■莨室 LiangShi
■神楽坂商店
■Pâte à chou
■1月と7月
■M³

昨日はその顔合せの会もありました(みなさんありがとうございました)。改装設計を手がけた建築家の中村好文さんもいらしてくださり(写真2点目)、茶菓のふるまいは台湾の茶人・謝小曼さんにお願いしました(同3点目)。小曼さんとは、やはり3月27日より、倉庫からすぐそばの一水寮で、あらたに「青花小慢」というギャラリーをはじめます。

■青花小慢

〈発会以来、「青花」で志していることは、工芸的心性──工芸に美を見出す心──の探求と紹介ですが、これからはここ倉庫 sokoでも(*一水寮でも)、訪れてくださった皆さんと、そうした歩みをともにできたら、と願っています〉(上記プレスリリースより)。たのしみな春です。









20260317

古道具坂田という花
The flowers that Mr Sakata arranged
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〈『ひとりよがりのものさし』の連載が始まるきっかけは花だった〉──骨董もまた花なのだ、という、このごろ考えていることを、岩橋さんがまとめてくれました。

■岩橋直哉「坂田和實『ひとりよがりのものさし』再読」第4回「花をいける」
https://www.kogei-seika.jp/blog/iwahashi/004.html

*写真は「ひとりよがりのものさし」連載時(『芸術新潮』1999年1月号−2003年5月号)に撮影したフィルムです(筒口直弘撮影)。今回は、坂田さんがいけた花です
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以下の展観と本もぜひ。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html

■坂田和實著『古道具もの語り』
https://store.kogei-seika.jp/products/book-sakata-1





20260316

募集はじめました。柱頭彫刻こそがロマネスクの華では、といつも思います。

■講座|金沢百枝|ロマネスク美術への旅7|柱頭彫刻
□4月8日(水)18時半@青花室(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-romanesque-07

金沢さんから|ロマネスク彫刻を1回で終らせようと思ったのですが、無理でした。次回は柱頭彫刻を中心にお話します。もしかしたら洗礼槽などに辿りつけるかもしれません。
 ロマネスクの彫刻的達成としてテュンパヌムがありますが、それは、神殿を飾る古代彫刻の延長線上にあるものと見ることもできます。他方、バラエティ豊かな柱頭彫刻は、ロマネスク期の「発明」と云っても過言ではありません。古代の柱頭は描写空間ではありませんでしたが、ロマネスクの石工たちはキリスト伝や聖人伝、ギリシャ神話や怪物たちさえも彫りだしたのです。その後、ゴシック期になると再び植物文様に戻ります。  柱頭彫刻の華やかな時代はわずか100年ほどで終ってしまいました。講座では、成り立ちと発展、そして何よりその魅力について、私自身がヨーロッパ各地で実見した柱頭を紹介します。
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以下もぜひ御覧ください。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html
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撮影|金沢百枝











20260314

非ジャンルとしての古道具
A new exhibition at Sakata Room
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設営中。もうすぐです。今展の主題は『古道具もの語り』(2023年刊/2014-19年連載)。坂田和實さんの単著2冊のうち、2冊目の本です(もう1冊は2003年刊『ひとりよがりのものさし』)。坂田さんの仕事の転機は大きくはふたつあると思っていて、ひとつめは1994年「美術館 as it is」開館、ふたつめは2006年「骨董誕生」展参加。著書2冊の内容は一見似ていますが、「以前」と「以後」の差が、やはりそこにはある気がします。ちなみに私は2007年以後を「非ジャンルとしての古道具」時代とよんでいます(1995-2006年は「骨董/古美術」時代)。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html

■坂田和實著『古道具もの語り』
https://store.kogei-seika.jp/products/book-sakata-1
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以下も同時開催します。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html







20260311

古作にせまり、はなれることもできる人
A Japanese ceramic artist's reflections on Romanesque art
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先月、信楽の陶芸家、山田洋次さんをたずねました。今月末からの「ロマネスクと私たち」展(以下)のためです。山田さんの登場により、現代陶芸としてのスリップウェア史は転回した(日本では。もしかしたら世界的にも)と以前から思っていました。だれよりも古作にせまり、なのに模倣/写しのぎこちなさがない──という現代陶は、ほんとうに稀な気がします。その秘訣をいつか知りたい、とはいまでも思っていますが、そのまえに、そんな山田さんが「ロマネスク」をテーマにしたらどうなるんだろう、という興味を優先することにしました。

今展監修の金沢百枝さん(美術史家)とは、かれこれ20年間、西洋中世のロマネスク美術・建築の取材をつづけているのですが、私にとってロマネスクは謎のままです。今展の動機のひとつは、山田さんのような、古作の「芯」をつかむことにすぐれた作家の作品をとおして、ロマネスクの謎をとくヒントもつかめたら、ということがあります。

写真の1、2点目は焼成まえの絵皿(線刻)です。ビザンツ陶的でありつつも、山田文様のたしかさがみえるところがさすがです。3点目は焼成後のボウル。ドラゴン。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html
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以下も同時開催します。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html









20260307

古道具坂田と埴輪
‘SAKATA’ speaks of haniwa
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〈もし私が古墳時代にタイムワープし、(略)埴輪が置かれた古墳を遠くから眺めたら、貴人のお墓の厳粛さより、むしろディズニーランド的な明るさ、軽さを感じるのではないでしょうか〉(坂田和實「埴輪のトルソー」『古道具もの語り』)

坂田さんはここで、縄文時代の〈ドロドロした呪術性〉とも〈平安以降の日本的感性を代表する、雅び〉ともことなる埴輪のおおらかな魅力について語っています。この「埴輪のトルソー」で紹介された人物埴輪が、このたびパリから里帰りし、展示できることになりました。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html
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以下も同時開催します。

■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
*3月31日休
*3月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html





20260305

「桃居」の本棚
‘Toukyo’ was an influential gallery in Tokyo
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工藝風向の高木さんと、西麻布の工芸ギャラリー「桃居」をたずねました。この春で閉廊してしまうけれど、1987年からつづく桃居の歴史的意義、店主の広瀬一郎さんがはたした役割は、青花でも引続き、講座、展示、書籍などで考察してゆきます。

桃居の一角にある本棚に、広瀬さんはずっと、『工芸青花』や青花の本をおいてくれていました。それらを、ここではじめてみた方も多かったと思います。感謝のひとことではとてもたりません。
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広瀬さん(ほか)とつくった本

■『「生活工芸」の時代』(2014年)
https://www.shinchosha.co.jp/book/336531/
■『工芸批評』(2019年)
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-hihyou.html











20260302

LOGのある尾道
Onomichi, where Studio Mumbai's building is located
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京都から尾道へ。ともにこのさきの打合せでした。尾道では「LOG」再訪。スタジオ・ムンバイ設計/改修のホテル/レストラン/カフェ(『工芸青花』21号では料理家・細川亜衣さんの文章で紹介しています)。自社倉庫を改装して青花室にするとき、LOGのありかたを手本にしたいと思っていました。





20260301

栗八さんの「坂田」論
New Essays on Antique Shop Sakata
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古美術栗八・高木孝さんの連載「新骨董入門」更新しました。今回は「欧州の鉄製燭台」。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_shin/007.html

〈「坂田さんが扱った品と、坂田さんが扱いそうな品とでは、今は価格に大きな差があります」と書きました。それはナゼなのか……についてです〉

栗八の高木さんをはじめて取材したとき(『工芸青花』5号)、そのことを坂田さんに話すと、とてもよろこんでくれました。青花にとってよいこと、と。すこし意外だったのは、ふたりは手紙のやりとりだけでほとんど会ったことがなく、たがいの店をたずねたことも、おそらくなかったはずだからです。栗八さんと仕事をするたびに、あのときの坂田さんを思いだします。
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古美術栗八・高木さん監修による骨董通販サイト「seikanet」は今日公開です(月2回更新)。

seikanet|online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-115.html
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「坂田室」次回展の予約もはじめています。

■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/3月31日、5月31日休
*3月25・26日、5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html




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