20260404
「写し」とことなる継承Antique crafts and contemporary crafts
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「ロマネスクと私たち」展は4月6日(月)まで。明日5日(日)は監修者・金沢百枝さん、出品作家の中澤安奈さんと吉田昌太郎さんも在廊予定です。「ロマネスクとはなにか」は金沢さんから、その主題をどのようにうけとめ、どのようにとりくんだかは作家たちに、ぜひきいてみてください。販売済の作品も展示しています。写真4点目は山田洋次さんの工房(信楽)をたずねた金沢さん。現代工芸と古作の関係はさまざまですが、この会期中、「写し」とことなる継承とは──という問いをかかえつづけています。
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■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html
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以下も同時開催しています。
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■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/5月31日休
*5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html




20260402
「坂田」は骨董ではない?New Essays on Antique Shop Sakata
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古美術栗八・高木孝さんの連載「新骨董入門」更新しました。今回は「青銅レードル」。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_shin/008.html
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〈先月、「古道具坂田の扱った品は、すでに骨董となっています」と書きました。しかし、今も「アレは骨董ではない」と否定する骨董商も多くいます。(略)否定した相手に、「では、何が骨董か」と訊ねてみましょう。おおよそは「骨董とはその道のプロ(骨董商)や蒐集家が見て、数万、数十万と値のつくモノで、味がよかったり、希少性、伝来のよさが加われば更に高くなったりするモノ」と応えるかも知れません。その通りと私も思います〉
〈古道具坂田の品々の市場価格を高め、骨董価値を定着させてきたのは、他ならぬ現役の骨董商と蒐集家なのです。坂田さんの扱った品を骨董と呼ばなければ、何を骨董と呼ぶのでしょう。「坂田さんの扱った品」こそが、今もっとも熱い骨董と云えます〉
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古美術栗八・高木さん監修による骨董通販サイト「seikanet」も公開中です(月2回更新)。
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■ seikanet|online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-117.html
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神楽坂の「坂田室」では、以下の展観を開催中です。
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■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日-4月6日/5月25日-6月6日|12-18時|坂田室(新潮社倉庫内)
*全日予約制/5月31日休
*5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html

20260401
今日から会期後半です。An Exhibition as a Book
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学生時代のサークルは短歌会で、卒論は宣長でした。いまは美術・工芸の仕事をしているけれど、共通するところはあんがい多いと、このごろとくに思います。和歌も工芸も、古作をみるときは過去の読解/鑑賞の歴史をみているから(いわゆる「直観」もその変奏)です。今回の展観も、いつか「ロマネスク」の束に綴じられる一葉になるといいなと思っています。
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■展観|ロマネスクと私たち
□3月25日−4月6日|12−18時|青花室(神楽坂)
□監修|金沢百枝(美術史家)
□出品|中澤安奈(彫刻家)/山田洋次(陶芸家)/吉田昌太郎(骨董商)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202603.html
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金沢さんから|
ロマネスク展を日本で開催したいと夢見て、もう30年くらい経つ。西欧中世のロマネスク美術は、聖堂にあるか、門外不出の宝として美術館に収められているので、遠い日本での展覧会は不可能に近い。しかし、今回、思わぬかたちで「ロマネスク展」の開催が叶った。
きっかけは坂田和實さん(「古道具坂田」店主。1945-2022)。彼の言説を繰返し読み、青花の菅野さんと議論しているうちに、日本における「ロマネスク」とは形而上的な何かであって、実際のロマネスクとは別ものではないかと思うようになった。美術史でいうロマネスク様式とは、どんなに幅広く見ても10世紀後半から13世紀に作られた西ヨーロッパの建築・美術を指す。しかし、私たちは時々、18世紀の西洋家具や民具に「ロマネスクらしさ」を見出すことがある。古道具坂田でロマネスク美術を見たことはなかったが、ロマネスク的な物を見たことは何度もある。「ロマネスクらしさ」を考えることが、じつは、ロマネスク美術の真髄を捉えることにもつながりはしないか。
そこで、現代の優れた3人の作り手に、「ロマネスク」をテーマに制作していただいた。三人三様ながら、共通して、ロマネスクの石工のような純真さが見える。
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以下も同時開催しています。
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■展観|坂田和實の眼|古道具もの語り
□3月25日−4月6日/5月25日−6月6日|12−18時|坂田室(神楽坂)
*全日予約制/5月31日休
*5月25・26日は青花会員限定
https://www.kogei-seika.jp/gallery/sakata/202603.html



